親業・ゴードン博士自立心を育てるしつけ

  • 小学館
3.94
  • (5)
  • (7)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 47
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098371525

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ゴードン・メソッドのゴードン先生自身による、親業についての本。アドラー心理学との共通点を多く見つけられると思います。

    アドラー心理学では「課題の分離」ですが、ゴードン・メソッドでは、「問題の所有権」です。

    『子どもが何かをしていて、その行動が、あなたの何かの欲求を妨げている場合。それはあなたに問題を起こしているのだから、あなたが子どもの行動を受容できない、と考える。問題を「所有している」のは、あなたである。』

    そういったときの対応について、「メソッド」が示される。

    たとえば、その一つが、子どもに対してわたし自身のメッセージとして伝えるということ。「レコードをのせるのは、私に頼みなさい」ではなく、「あなたたちが蓋をあけるときに、指紋がつくんじゃないかと心配。もしついたら、友人が来る前にまた、私が掃除しなくちゃならない。」さすがに例えが古いですが、このあたり、アドラーです。

    また、メッセージを伝えるにあたって、怒りは禁物。そもそも、「怒りはつくられたもの」。怒りは、何かほかの感情を経験した後で、自分から引き起こすもの。すなわち、第一次感情を経験した結果、自分で怒りをつくりだす。だったら、第一次感情をみつけ、それを伝えなければならない。これもまた、アドラーな感じです。

    アドラー心理学の本と同様、時々読んで自分を省みる、というのに良い本だと思います。

  • 「親業」を読んで、トマス・ゴードンの他の作品も片っ端からよんだ
    これも、親業と並んで、育児のバイブルになる

  • 200904/賞を頻繁にもらう子どもは、親が喜ぶと思えることだけを選んでするようになる。親が喜びそうにないことは、しないようになる。こういう子どもは、進歩性・創造性・自立性が育ちにくい。新しいことに挑戦するよりも、誉められるとわかっているやり方を選ぶ/わたしメッセージ:わたしを主語にすることばを使うようにすすめる「テレビの音がそんなにうるさいと、私はあなたのお母さんと、お話が続けられないわ」「教室がこんなに騒がしいと、誰が何を言っているのか、私には聞こえないわ」

全4件中 1 - 4件を表示

トマス・ゴードンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×