大江山鬼伝説殺人事件 (新潮文庫 や 26-10 葬儀屋探偵明子シリーズ)
- 新潮社 (1998年5月1日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101005300
感想・レビュー・書評
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5つの、最後の短編集。
前二つは何だか後味が悪いというか
妙な気分にさせてくれる話でした。
どうしても嫌で逃げ出したいけれど逃げ出せないから、と
そこまで相手が追いつめられているのに気が付かないのは
侮っているからなのか、それすら考えつかないからか。
赤ちゃんが違う! という次の話も、双方後ろめたいから
何も言えなかったのは分かるのですが、そのために
完全に関係ない人が巻き込まれているのは…。
表題の話は、自業自得?
そのうち衰える美貌なので、今のうちにいいのを選びたいのは
よく分かりますが、周囲を見ておかないと恐ろしい事になります。
現実でこれをきっかけに…というのは、そうないと思いたいですが。
4つ目は驚きの結末…というか、過程?
ぱにっくを起こすのは当然ですが、すごい手段に出たものです。
むしろよくやれたものだ、と。
5つ目の逆転の発想には納得でしたが、それよりも何よりも
あの大番頭の発言と行動。
同じ場所に黒子…できるものでしょうか?
それと指紋。
あれって一緒じゃないのですか?
読解力が足りない??詳細をみるコメント0件をすべて表示