- Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101036229
感想・レビュー・書評
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どこかの外国小説を翻訳したみたいな長編。双子のキャラクターも街の描写もイキイキとしていて、ひきこまれる。ティーンのときに出逢えたらよかったな…。
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確か発売日に買って読んだ。ような。当時ああ、山田詠美さんはやはり感性がまだ鈍ってはいないなあ、と私は思った。やはり男性目線の恋愛もののが私はしっくりくる。とも思った。
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なんでだろ。
山田詠美の本はほとんど
すんなり入れるけど
これは読みきるのに
すんごい時間かかってしまいました。
ふたごの兄弟。
切なくてあつい。
切手も切れない絆 -
世界で一番好きな本
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・泣きそうにもない人が、自分の前で泣くから、愛されてるってわかるんだろ?
・言葉にしていかないと、思い出は風化する。
・手に入れるのを諦めるっていうのは、何もいらないってこととは違うんだから。
・こんなに苦しい恋をしたことがないと泣くことは、こんなに素晴らしい恋をしたことがないと感激するのと変わらないことよ。
・何かに執着しないのを良しとしてるように見えるけどさ、でも、実はそうしないとやってられないほどに、愛情とか憎しみが強いのかもしれないよ。
強くなったからこそ、弱さを見せても平気になったのかもしれない。 -
敢えて言うならば、読みづらかった。
でもそのうちハーモニーのことは好きになった。
911は何を残したのか。 -
「ある家族のお話」。ただそれだけだけど、それぞれが恋人を優先したり、その中でも互いを思いやったり、ごくありふれた家庭の日常を双子の2人の視点から描いていく様子がとてもイイ!
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登場人物の心情をストレートに表現していて良かったです。
でもなんていうか、英文を和訳して書いている感じがして、感情の起伏についていけなかったというか、日本人にはあまり馴染めない文体なんじゃないかなと思いました。 -
実は2回目。読後の記録をつけていなかったのでまた読んでみた。
彼女の書く文章はとても綺麗なので、一気にバァッと読むよりちょっとずつ読んだ方がムードを噛みしめられるかなと思う。そして、的を得た言葉しか書いてないのに、難解。だからこそ、なのかな。ロビンよりハーモニーの方が個人的には好感が持てるのだけど、それは多分、私がハーモニーよりロビン寄りな気持ちを持ってるからなんだろうな。