藤村詩集 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101055169

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  • 藤村詩集にインスピレーションを受けたのでポエム書きます
    「いつか新生の歌」

    実りの秋は白昼夢
    凍てつく冬は夜の夢
    秋に夢見た少年少女は
    冬に身体を寄せ合って
    若葉の春を待つのです
    凍えて死ぬ子の亡骸は
    雪解け涙にさらわれて
    山のむこうの海のはて
    まだ見ぬ夢のかげろうさ

    おわり

  •  『まだ上げそめし前髪の林檎のもとに見えし時』の「初恋」などが収録。読む度にコタツで寝落ちた悪魔の書。感性が合わないようだ。

  • 藤村の詩はいいです。「椰子の実」「罪」「千曲川旅情」が好き。

  • 美しい景観の中で育ったのだと感じます

著者プロフィール

1872年3月25日、筑摩県馬籠村(現岐阜県中津川市馬籠)に生まれる。本名島崎春樹(しまざきはるき)。生家は江戸時代、本陣、庄屋、問屋をかねた旧家。明治学院普通科卒業。卒業後「女学雑誌」に翻訳・エッセイを寄稿しはじめ、明治25年、北村透谷の評論「厭世詩家と女性」に感動し、翌年1月、雑誌「文学界」の創刊に参加。明治女学校、東北学院で教鞭をとるかたわら「文学界」で北村透谷らとともに浪漫派詩人として活躍。明治30年には第一詩集『若菜集』を刊行し、近代日本浪漫主義の代表詩人としてその文学的第一歩を踏み出した。『一葉舟』『夏草』と続刊。第四詩集『落梅集』を刊行。『千曲川旅情のうた』『椰子の実』『惜別のうた』などは一世紀を越えた今も歌い継がれている。詩人として出発した藤村は、徐々に散文に移行。明治38年に上京、翌年『破戒』を自費出版、筆一本の小説家に転身した。日本の自然主義文学を代表する作家となる。

「2023年 『女声合唱とピアノのための 銀の笛 みどりの月影』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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