- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101058238
感想・レビュー・書評
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このバスはどこへを読んでる時に、
前に読んでた小説と同じ「シュウ」が出てきたり、
読んでる時にバスに乗ってたり、
武蔵小金井駅にいたり、
見られてるんじゃないかというぐらい状況が合ってて笑った。
肝心の本編は、程よいクズ感というか、
こんな人いるいるーって感じの人が多かった。
クズでもなくてよくわかる人もいたけど、、、
人なんてこんなもんだよねと、思う事もあり、
もっと悪い人もたくさんいるし、ある意味リアルだった。
ぬるっと終わる話が多かった
・うつくしい娘
・晴れた日に犬を乗せて
・私たちの逃亡
以上が好きだった
ラロリー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読後感はあまり良くない話ばかりだけど、心のどこかが癒される感覚もある。
人は善意だけでは生きられないのかもしれない。 -
こうなるはずだったのに、こんなになっちゃった、どこでどう間違ったんだっけ、という話。
大なり小なり、みんなふと思うことなんじゃないか、というところが角田光代らしい。
いつもの感じ。 -
悪意とか憎しみに関する短編集
人の悪意はこわい
自分の中にある悪意や憎しみも怖い
自分が意図してなくても憎しみに支配されてしまう可能性があってそれも怖いよな、と思った
そういう負の感情の表現が上手い
ただ、田中弥生の解説がこの本の〜は〜を表している。みたいに言い切ってるのが最悪だった
揶揄的な表現を解説でこうである。って決めつけるのって1番ナンセンスに思う
こういう作品って人それぞれどう捉えてもいいはずなのに -
ひさびさに読んだ角田光代さん!
中学生のときから好きでたくさん読んできました。
角田さんほど「苛立ち」をうまく描写できる作家さんいないと思うのです。
トクベツなものではなくて、誰もが日常的に、瞬間的に感じているであろうイライラ。
どうしようもない問題。救いようのない状態。
角田さんの物語に出てくる人間って、みんな「どっちかっていうと不幸」なんです。ていうか圧倒的に「可哀想って思われる」ような場合が多い。
でもそれって現実に生きてる人がそうなんだと思う。
不幸というと大げさかもしれないけれど、私たちはほんとに小さな小さなたくさんの不幸にぶつかりながら生きていて、それをうまく避けられたり、ぶつかっても痛いと感じなかったりする人と、ぶつかるたびに傷ついて、とうとう動けなくなってしまう人との、ふたつに分けられるんだと思います。
角田さんが描くのは後者で、その描き方がほんとうに秀逸。
もう入り込んでしまって苛々して泣きたくなって、
いつもいつも
共感することがこんなにしんどいとは!
と思わされます。 w
すっきり爽快!とはとても言えないような作品がほとんど(それも魅力のひとつ)なんだけど、
それほどリアルな作中だからこそ、ちょっと前向きだったり
明るい兆しが見えるような言葉が、ものすごく響く。
やっぱり、表題作の「おやすみ、こわい夢を見ないように」が好き。
姉弟っていいなあ~
こんなどうしようもない状態でも、お互いちゃんと相手を思ってる。 -
タイトルは「おやすみ、こわい夢を見ないように」
帯には「もう、あいつはいなくなれ」
?( ̄□ ̄)
衝撃的!
タイトルと帯に惹かれて購入。笑
生まれて初めての自主的に買った小説かもしれない。
感想は‥
「あたしが日々思ってることが書かれてんじゃん!!
もしかしてこの人、あたしの頭の中覗いた?!」
そんな感じ。
言葉にできない不思議な気持ちを味わった。
物心ついて最初に買った小説がこれでよかった。
最初がこれだったから、
次にいけたんだろうなぁ。
本がなかったら人生の半分、損したようなもの。
角田光代は命の恩人です。 -
角田光代さんの七つの短編集。
それぞれの話には少し歪みのある人物が描かれていて、それぞれ背筋がすーっとするような感じがする。そんな中で表題になっている三作目は、本当に嫌な男が出てくるけれど、姉と弟の関係がいいなあと思わされる話だった。 -
一節一節が話の途中で終わる。
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角田光代さんの長編は好きなんだけどな。
短編は読んでも心に残らない。
一人ずつ出てくる変な女は何なんだろう。
人の悪意をこれでもかと見せつけられてげんなりした。