悪名 (新潮文庫 こ 5-3)

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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (833ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101080031

感想・レビュー・書評

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  • 本棚の整理をしていて
    もう読まないかな、の棚にあったものを
    えーっと
    どんなモノだったかなぁ
    と読み始めたら
    いゃあ これがやめられなくなった

    活字が とんでもなく小さいので
    こりゃあ と思ったのも数ページ
    今東光さんの筆力に
    どっぷりつかってしまいました

    読んでいるうちに
    あの当時(1970年代)に
    今東光和尚の「極道辻説法」
    にどっぷりはまっていたことも
    ついでに 蘇ってきました

    「人の道」を描く
    その第一人者のお一人です

    読後、表紙カバーを補修して
    また読むかも の棚に入れました

  • 映画『悪名』シリーズ、かなり昔に録っておいたものの、当時はなぜか相性がよくなくて途中でやめたのだが、今回たまたま見てみると勝新の河内弁がなかなかに心地よく、見始めたところ「原作はどないなってんのやろ?」とがぜん興味が沸き、調べたら文庫で3000円。「ふざけんな」と思い、地元の図書館で検索したらあったので拝借。
    で。3センチ5ミリと分厚い。800ページ以上あってしかも昔のちっこい字(笑)。
    こんだけ分厚いので映画の何作分あるのかと思いきや、なんと1作目のみ。こんな分厚い小説をよく1時間半にまとめたものである。
    文体は「」の会話が大半を占めており、河内弁が堪能できるつくりになっている。
    しかし主人公の朝やん、20歳という設定なのね。度胸も貫禄もあるこんな20歳、当時の読者は受け入れたのかなぁ。

  • 今東光さんの代表作と言っても良い作品ですねぇ。最初のあたりのシーンで河内音頭の場面がありますねぇ。映画化されていますね。勝新さんのあたり役ですね。特集上映会で観た記憶です。

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