- Amazon.co.jp ・本 (696ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101083049
感想・レビュー・書評
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這個主題讀過許多遍,也可以說是歷史小說裡面數個大主題裡稍微讓我感到難有新意的主題,而且在讀過逆說之後我突然對於通說感到有些反感,因此借這本書之前確實有些猶豫,然而沒想到居然寫得這麼好。在讀鞍馬天狗和其他紀實文學時,只覺得大佛次郎的文筆相當通順好讀,但歷史小說倒是很少讀,畢竟圖書館裡多半只剩全集,而字實在小難以閱讀。不過這次很幸運借到這本,發現不只好讀,他的文學性也相當出色,一劈頭就讓人感受到元祿時代華麗的氛圍(甚至也有些讓我感受到大正的時代氛圍),描寫景緻也非常秀麗而纖細,而在描寫赤穂藩士的內心也相當出色。此外也加入一些和史實無關的人物譬如暗黑界的蜘蛛の陣十郎、隱密お仙等等,讓故事充滿流動性和意外性,把這個略嫌僵化無聊的主題寫得多采多姿。現在寫這個主題的作家應該也很難超出這卷的高度,真的是部相當出色的作品,不禁對作者致上敬意,這樣出色好讀的作家,為何現在作品幾乎都絕版了呢,實在萬分扼腕。
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中学の時に女子が読んでたが、なんのこっちゃと思っていた
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四十七士以外の登場人物が沢山出て来てややこしい
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上巻696ページ、下巻707ページ、合計1403ページ。こんな長編、久々に読みました。でもこれだけ長いのに、長さをちっとも感じさせません。一日に読める量が限られてしまうため約一ヶ月かかりましたが、おもしろくておもしろくて途中で投げ出すことなんてできませんでした。
この本は、新潮文庫が「人生で二度読む本」ということで昨年8月から出している復刊シリーズの中の一作で、昨年の11月末に出たもの。昭和39(1964)年以来の復刊です。
日本人なら知らない人はいない赤穂浪士(または忠臣蔵)のお話だから、今さらそんなのわざわざ読むのもタルいよ(長いし)、とお思いの方、この大佛作品はちょっと違います。解説の言葉を借りてしまうと、<非業の最期を遂げた幕吏を父に持つニヒリスト堀田隼人や怪盗蜘蛛の陣十郎といった傍観者的立場に立つ人物>が大活躍しちゃうんです。これがめちゃめちゃおもしろいんですよ。
堀田隼人の気持ちはこうです。<赤穂浪士といい、またこの千坂兵部といい、簡単に自分の命をなげうってまで護ろうとしているこの主家とは一体何だろう? 一人の主人の癇癪の発作によって幾千人の者が路頭に迷う。また一人の強欲な老人の、いつ死んでも惜しくない命を護るために幾十人かの若者の血が流されようとする。この当然のこととして世の中に行われていることに、隼人は疑問の目を向けないわけには行かないのだった>
どうですか。これは現代に生きるわたしたちの、「忠臣蔵」に対する率直な気持ちそのものではないですか。読者の視点に一番近いと思われるのが堀田隼人という人物であり、この小説には欠かせない活躍を見せてくれる。おかげで、読んでいると、自分がまさに今その時代、そこにいて、これらの出来事を目の当たりにしているかのように身近に感じられるのです。そしてこの疑問に対する答えは、ちゃんと小説の中にあるのです。
この本は、発売された昭和39年の、同タイトルのNHK大河ドラマの原作でした。2本目の大河ドラマだったそうです。わたしの印象に深く残っている赤穂浪士のドラマは、同じくNHK大河ドラマの「峠の群像」で、これを読んでいる間、大石内蔵助はずっと緒方拳さんでした。小説そのものも、「峠の群像」のイメージと違和感がなかったので、もしかしてこれが原作だったのかと思ったくらいでした(「峠の群像」の原作は堺屋太一)。
これ以外に忠臣蔵小説は読んでいませんが、歴史的事実に絡むフィクションが本当におもしろかったので、本書をお勧めしておきます。忠臣蔵はテレビドラマでしか知らなかったんですが、今回ちゃんと読んでみて改めて感動しました。読んでよかったです。今後、他の作家の描く「忠臣蔵」も読んでみたいと思っています。
読了日:2008年1月12日(金) -
時代物といえば忠臣蔵!
すこし中だるみはするけど面白い大仏次郎。