- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101109527
感想・レビュー・書評
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死に場所を求め中東を彷徨う男女の物語。
本来結ばれるべき二人が素直になれず、別の相手と結婚したことが悲劇の始まり。その相手に少しでも“非”があれば、普通に(?)不倫に走れたかもしれないが、泰子の夫保雄は驚くほどの善人。その善良さが、泰子の心を追い詰めていき、結果的に死への逃避行へと向かわせる…
泰子は身勝手だけど、善人過ぎる夫の存在が、自分を責めているように感じられるところは、ちょっと共感出来ます。やっぱり旦那は愚痴を言われる位がちょうどよいかも(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1965年から約1年間、『婦人公論』に連載された作品らしい。配偶者のある幼馴染の男女の不倫、そして海外、エジブト・シリア・サウジアラビアにまたがる大砂漠での心中。妻を探しにを追った夫は、現地での道中、タクシーとトラックとの事故で死亡し、心中で生き残ってしまう妻、といったちょっと安易なストーリー。連載当時、海外旅行がまだ庶民にとって夢の時代、さらに舞台となるアラブの世界は日本人にとって未知なる地という時代的な背景や要因はあれど、当時の評価が気になる。
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松本清張による「恋愛小説」。ダブル不倫の果てに心中しようと中東をさすらう二人。死を求めれば求めるほど、足元は欲望に絡めとられて……。砂漠の夜みたいに、凍えるような結末。
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P313
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不倫の男女がカイロで落ち合う。妻を追う夫。女から消えない贖罪の意識。イスラム教の神の存在とダブる。終章への流れが感動的。中東の描写も著者が行ったと思われるほど緻密でリアル。清張の作品のなかでも一押し。13.3.17
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砂漠での長距離バスは本当に辛そう。
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読み始めは退屈でした
しかし、そのあとがさすが清張作品
中盤からは、引き込まれるように読みました
最後は悲しすぎるかな -
2011 Mi氏よりレンタル)
ロマンスーッ! 悶々〜! 異国ぅー。