山本五十六(上) (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101110035

感想・レビュー・書評

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  • 今まで連合艦隊司令官としての山本五十六さんしか知らなかったけど、軍縮会議や三国同盟の際に政治家として(政治家表現は本人の軍人としての誇りに反してしまうが)手腕を発揮されていた姿を知り、真の日本人を見た
    また賭け事好きな一面に、この偉人に人間味を感じた


    人物について細部まで書いてるせいで、上巻の最後でようやく開戦の気配が出てくるから、進みは非常に遅い
    ただあの戦争を語る上で山本五十六さんの関係性が不可欠である以上、色んな角度から見れるこの本の書き方は個人的に好き。

    下巻が楽しみ

  • 海軍は、その生い立ちからイギリスの影響を受け、開明的なところもあった。山本の開戦への葛藤が読み取ることが出来る。
    彼のマネジメントは”人”を見ること。ビジネス書としても読む価値ある。
    また、彼が長岡藩(河井継之助)の流れを汲み、薩摩閥である海軍のドンになった経緯も興味深いところ。

  • 06.9.9

  • 2/17-

  • 山本五十六を直接知る人へのインタビューを中心として書かれた記録。昭和9年のロンドン軍縮会議以降、海軍次官を経て連合艦隊長官となるまでが上巻の範囲。

  • 物語形式でなく、エッセイ風に書かれているため内容を客観的に理解出来るのが良し。
    面白いエピソード等は大抵網羅してるのでは?この情報量は重宝しそうです。

  • 「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず 。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

  • 読み応えがあります。山本五十六を知るなら、読まないと。

  • 山本五十六をおさえたい人にとっては基本の著作物。

  • うーん・・・ 上巻は太平洋戦争開戦前のエピソードばかりなので何とも(^_^;) 下巻の出来如何によるかな? ただ、今まで持っていた「山本五十六感」とはちょっと違います。読む価値はあるかと。

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著者プロフィール

阿川弘之
一九二〇年(大正九)広島市に生まれる。四二年(昭和一七)九月、東京帝国大学文学部国文科を繰り上げ卒業。兵科予備学生として海軍に入隊し、海軍大尉として中国の漢口にて終戦を迎えた。四六年復員。小説家、評論家。主な作品に『春の城』(読売文学賞)、『雲の墓標』、『山本五十六』(新潮社文学賞)、『米内光政』、『井上成美』(日本文学大賞)、『志賀直哉』(毎日出版文化賞、野間文芸賞)、『食味風々録』(読売文学賞)、『南蛮阿房列車』など。九五年(平成七)『高松宮日記』(全八巻)の編纂校訂に携わる。七八年、第三五回日本芸術院賞恩賜賞受賞。九三年、文化功労者に顕彰される。九九年、文化勲章受章。二〇〇七年、菊池寛賞受賞。日本芸術院会員。二〇一五年(平成二七)没。

「2023年 『海軍こぼれ話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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