狐狸庵閑話 (新潮文庫 え 1-36)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (499ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101123363

作品紹介・あらすじ

世のため人のためには何一つなさず人里離れた庵に隠れ住む謎の老人「狐狸庵山人」。風流な世捨人を自称しつつ、実態はひたすらグータラに徹する毎日。しかし持ち前のコドモのような好奇心が疼くや、万年床から脱兎の如くに飛び出し、行く先々で珍騒動を巻き起こしては、人々を呆れさせるのであった…。表題のエッセイ集に「古今百馬鹿」「現代の快人物」も併録して痛快度3倍。

感想・レビュー・書評

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  • 話しが、こんなに難しかったかなー?中学生の頃は、夢中で読んでいたのだがなぁ。

  • 昔狐狸庵先生の本を読みかけて途中で挫折した記憶があります。古本屋で見つけてまあ200円なら、と購入して見ました。
    読んで見て。面白いは面白いのですが…この後続けて買おう、読もうという気にはあまり… コレで十分だなあ。
    確かに愛読している雑誌に毎号載っていたら楽しく読んだかもしれませんね。量が量なのでちょっと下の話が多くて食事の際げんなりしました。

  • 友人から薦められて読んだ本。

    今までに遠藤周作先生の本は、 「海と毒草」「深い河」を読んでいます。
    上記作品はシリアスな小説ですが、
    このエッセイはまったくその作品からは 想像がつかないくらい、笑えます。

    私の笑いのツボが満載です。
    だた、きれい物好きの方には耐えられない話もあるかもしれませんね。

    読んでいて笑えるエッセイ。

  • 2009/
    2009/

    狐狸〜シリーズが面白そう。

  • お風呂本。

  • 面白すぎます!
    <br><br>

    「深い河」「海と毒薬」など、シリアスな話だけじゃなくて、ぐうたらで、多少お下品な(笑)話も書くんだーという事を知って、ますます遠藤さんの魅力にとりつかれてしまいました。
    <br><br>

    ちょっと日常が楽しくなる本です

  • 北杜夫先生といえば、遠藤周作先生。−と、考えてしまうのは私だけではない筈。私は狐狸庵シリーズから読んだので、沈黙を読んだ時には驚きました。「これがあの凄く面白くて愉快な遠藤先生の作品?!」普通は逆のイメージかもしれません。
    この本ではないかもしれませんが、狐狸庵シリーズで北杜夫先生のことが沢山書かれています。それがめちゃくちゃ面白いです。そして、北先生のエッセイを読むと、全然違う!!と反論されているんですね(笑)そのやり取りがまた素晴らしく面白い。
    お二方、大好きです。

  • 「これ本当に、沈黙とか海と毒薬書いた人?」と思わせるような、愉快エッセイ。
    新幹線での話を新幹線の中で読んだときには、笑うのを堪えるのに必死でした。

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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