十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 906
感想 : 95
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101123387

感想・レビュー・書評

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  • 47年前に書かれた作品らしいのですが、時代は変われど色恋は変わりません。これは手紙の書き方ハウトゥー本です。メディアが手紙からメールになっても十分活用出来る素晴らしい提案ばかりです!必読!

  • まだわからない

    で、今日読み終わりました。


    おもいやりの本。
    いま、読めてよかった。
    今だから大切に思える本。

  • 大作家が、多くの例文を挙げて説き明かす「心に届く」手紙の秘訣

  • 他人に対しての思いやりが大切です。

  • 題名と、作者に惹かれて手に取りました。
    こんな本も書いていたなんて・・・あなどりがたし。

    立ち読みですが、面白かったのでいつか買おうと思っています。

  • 遠藤周作の、亡くなってから10年後に見つかった
    未発表の作品なのだそうです。60年代に書かれたものです。
    手紙の書き方本です。

    ラブレターの書き方に、男性編は「誘う文章」、女性編は
    「やわらかい断り方」というテーマを選んでいるあたり、
    時代を感じますが、いま読んでもぜんぜん古くさいカンジが
    しません。モチロン、内容だとか、「~したまえ」「~ですわ」
    などといった語り口は古いものですが、文章を書く姿勢だとか
    考え方だとかは現代に通じるものがあるのだと思います。

    やっぱり狐狸庵先生のエッセイ(ハウツーでしょうか)は
    面白いです。思わず「むふふ」となってしまいます。

  • これも家の中を探せばハードカバーがあったような気がします。。。

  • やっぱり古さが先にたつかなぁ、という感じでした。手紙の例がいくつか載っているのですが、ダメな例はもちろんダメですが、良いと書いてある例もいまいちです。特に恋文例は時代と共に変わりますからね。もちろん、男の人が書いているっていうのもあるのかもしれませんが。
    一つだけ現代にも通じるのは、手紙をもらうのはやっぱりうれしいよね、ってことですかね。

  • 幅広い作品を生み出した、かの文豪の1冊です。
    でも、何と言っても目を引くのは、数多い新潮文庫においても最長かと思われるこのタイトル。
    実はこれ、書き出しの一文。つまりは、もともとタイトルが無かったのでありました。
    というのも、著者の没後10年を経て奇跡的に見つかった未発表稿だったわけです。

    で、気になる中身の方はといいますと、これがラブレター講座といった内容。
    男性からの恋文の書き方についてが主題となっていますが、ほかにも、女性からの断り方、お悔やみやお見舞いの書き方など多岐にわたっております。
    そして、そこに記された作文技術は文章全般に応用可能なだけでなく、他人との接し方、ひいてはその人の生き方全般にまで通じるものを感じます。

    この原稿が書かれたのは、なんと50年前。
    ですが、半世紀を経てもなおその内容が輝きを放ち続けるのは、筆者の力量もさることながら、手紙というものが“ヒトの気持ちを伝える”ためにある、という本質を射ぬいてるからなのでしょう。

    読んでいて、手紙を書きたくさせてくれた1冊でした。

  • 遠藤周作の秘蔵原稿

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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