楡家の人びと 第二部 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.87
  • (19)
  • (26)
  • (19)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 346
感想 : 23
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101131580

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 楡脳病科病院の創始者楡基一郎から院長職を継いだ婿の徹吉。関東大震災も、火災による病院の消失も、後から思えばまだ立ち直ることのできる出来事でした。やがて日本は戦争に突入します。

  • 引き続き2部。登場人物たちがいきいきと大変魅力的。できの悪い息子たちですら、現代の日本にいればそれなりに秀才だろうに。当時、上の学校に行くのはほんとうの秀才ばかりだったろうから。

  • 戦争に進んでいく不穏な空気と楡家の崩壊(?)が絶妙にシンクロしている。
    史実を背景に物語を語りたい(語りたがる)作家は是非見習ってほしい。
    最後の第三部、期待しとります。

  • やっと読み終わった。
    まだ続きがあるんだよな。。
    次に進むかどうかは迷うところ。
    なんか先に進んでいかないのよね。リズムに乗れないというか。。

  • 感想は第3部に。

  • コンセプトコーナー2012年 7月「主人公はお医者さん~医者として、人として、医療と向き合う人々~」の選書です。

  • 最後の20ペジほどでとてもてこづっていました。
    アメリカでの仕事が朝早くから夜遅くまであって、きつい。
    一日の終わりにベッドのなかでこの本を開くのだけれど、ものの2,3ペジめくっただけで寝てしまっていた。

    月曜にお休みをもらって一気に読了(一気っつー程のペジ数ぢゃないのだけれどね)
    つづいて3巻を、とすすんだけれど、休みの日中も眠くて、あんましすすんでいない。
    この『楡家の人びと』北杜夫の代表作であり、しっかり読めばすんごく面白い本のはづなので、そこんとこがちょと悔しい。

    物語はいよいよ太平洋戦争へと突入してまいります!

  • 第2部は楡家の二代めに当たる人々やその子供たちが主役です。
    初代の楡基一郎が強烈なキャラクターを発揮していたことからその後に続く人たちはどんな人でも苦労する宿命を負います。
    それぞれが持って生まれたその気質のまんま、第二次世界大戦開始までの不穏な時代に沿うように、みんな穏やかざる人生を歩む様子が書かれています。
    叙情的な部分とユーモラスな部分が織り交ざった、ドクトルマンボウと純文学を書き分けた北さんならではの小説です。

  • 企画コーナー「追悼- Steve Jobs・北杜夫」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
    展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2011/11/1-12/22まで】

    湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1604136

全23件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

北杜夫
一九二七(昭和二)年、東京生まれ。父は歌人・斎藤茂吉。五二年、東北大学医学部卒業。神経科専攻。医学博士。六〇年、『どくとるマンボウ航海記』が大ベストセラーとなりシリーズ化。同年『夜と霧の隅で』で第四三回芥川賞受賞。その他の著書に『幽霊』『楡家の人びと』『輝ける碧き空の下で』『さびしい王様』『青年茂吉』など多数。『北杜夫全集』全一五巻がある。二〇一一(平成二三)年没。

「2023年 『どくとるマンボウ航海記 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北杜夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×