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- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101134482
感想・レビュー・書評
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①たいせつなのは「生きている」ことであり、「どう生きるか」なのである。こんにちを充分に生きる、こと以外に人間の人間らしいよろこびはないのだ。②人間は五十歳を越すころから、ようやく世間の裏表や社会構成のからくりや人間感情の虚実を理解できるようになる。③健康法とは「しかじかかくかくのことをする」というのでなく、毎日どのようにくらすか、ということではないかと思う。④男というものは、ときどき「おれはこんなばかな人間だったのか」と思って冷や汗をかくものだ。山本周五郎「雨のみちのく 独居のたのしみ」1984.12発行
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歳末に往来を行く女に貧の哀れを感じる著者の目は矢張り市井人情を描いてきた名人のもの。気骨あるがどこかユーモラスな懐かしい文人。
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周五郎の随筆集。貧困、忍耐、頑固のイメージのある作者にユーモアがある面も見せてくれる。12.6.16