- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101134642
感想・レビュー・書評
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買ったけどまだよめてない!!でも傑作といわれてるし、山周だから☆5なハズ!!w
これを読むにはもう少し日本史の用語や歴史を勉強しないとあまり理解できないと思うから、そんなんで中途半端に読むにはもったいなさすぎる!時間+知識がもう少し増えてきたらゆっくりよみたいと思います☆
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原田甲斐が本当にこのような人物だったかは定かではない。
むしろ嫌われ者だったという一説もあるという。
だが、樅の木は残ったで描かれる原田甲斐ほど魅力的な人物はいない。
最後、私は泣いたけど、それは感動だったのか悔し涙だったのかまだわからない。
大切な一冊。 -
戦国時代は既に終わり、家光の代までのような武断政治も転換していこうとしている泰平の世の中で生きる一人の侍の話である。彼は独りで悩み、苦しみ、抗っていた。人間として組織人としての二面性を描いた秀作。時代小説ではあるもののギャング小説のような展開、人を騙すこと及び人から愛されることというのはどういうことなのかを感ぜずにはいられない作品だった。
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未読。上中下巻。
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原田甲斐に憧れたあの頃^^;
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本当に5つ星では足りないぐらいの感動を与えてもらった。でも最初のこの1冊を理解するのが本当に難儀だった。同じ人物に与えられるさまざまな呼び名。慣れない武士社会の階級。でもここを乗り越えれば,これほど心を揺さぶられる作品はない。
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上・中・下巻。歴史小説です。とはいえ、私はこの話を、歴史小説の形をとった一種のファンタジー(あるいはSF)のようにも思います。作り事と言う意味ではなく、史実と創作(この辺にちょっとファンタジー(SF)的要素のようなものが)を上手く混ぜ合わせてある作品でなのではないでしょうか。
内容は、仙台藩の御家騒動、いわゆる伊達騒動を扱った作品です。
それまで逆臣とされ、極悪人とされていた大老 原田甲斐の解釈をみなおし、伊達家を守るために1人罪を被ることで藩を取りつぶそうとする幕府の陰謀を阻止した男として描いています。
テレビドラマにもなったそうです。私は見ていないですが。
陰謀に立ち向かう原田のおじさまが渋くて格好いいんです。
力を込めて主張したい名作です。
何より好きなのは、原田のおじさまと宇乃という娘の関係です。なんというか、言葉が必要ないくらい魂の深いところで結びついている様が、わたし的にすごく好みなのです。そして、この年齢差がまたいいんですよ。個人的な趣味ですね。
全然関係ないですが、私が買ったときは上下巻だったのに、何時のかにか上中下巻になったんですね。 -
江戸時代の伊達騒動を舞台に、御家のために苦闘する家臣たちを描く山本周五郎の名作。
教科書的な歴史でいえば原田甲斐は大悪人になるのでしょうが、ここでは御家の存続のために「下馬将軍」ともいわれた老中「酒井雅楽頭」と伊達家の実力者「伊達兵部」の懐に飛び込んで自分を信じる人々をも欺いて苦闘する忠臣「原田甲斐」が描かれています。
伊達騒動には発生当時から様々な解釈が行われ現代でも続いていますが、登場人物たちが本当は何を考えていたのかなんて言うのはわかるはずも無く、状況証拠から積み上げてこう言う事だったのではないかと解釈をおこなっていくしかありません。
歴史とはそうやって様々な状況証拠を積み上げていって解釈していく学問です。
例えば、私が学生時代の教科書には縄文時代は戦争が無く平和な時代だったとか、古代栄えた4大文明という事も、現在では様々な証拠が積み上げられて違うんじゃないかという方向に向かっています。
そうやって、絶対的な正解がない歴史という学問が私は大好きですね、何と言っても自分の想像力を働かせる楽しみがありますからね。