鉄道員は見た! (新潮文庫 な 67-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101141718

感想・レビュー・書評

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  • いっとき、鉄ちゃんになろうと思ったことがある。

    実際には、貧乏暇なしで叶わなかったが、だだ、読み鉄(そんなんがあるのかどうかは知らないが)歴は、それなりに、年季が入ってる。

    現役鉄道員の知られざる本音、生活がよく分かり面白かった。

    残念ながら関東在住なので、どこの私鉄勤務かは分からないが、関西人には、この本読めば、どこの会社かわかるのかな?

    今度関西行ったら、どこの私鉄かつきとめ、是非乗って見たい。

  • 本書は関西私鉄職員によるメルマガを元にしたエッセイ集である。貴重な裏話は興味深い。同級生には鉄道会社にいったものもいますが苦労がしのばれます。

  • 鉄道好きならば、是非読んでおきたい一冊。

    鉄道を日常的に使うなら、是非読んで欲しい一冊。

    数年前に出た本ですが、非常に面白いです。

    関西の私鉄勤務の運転士と駅員が、メルマガという形式で世に送り出していた、鉄道にまつわるエッセイを集めたモノ。

    都市交通網が発達しているところ(関東、関西、名古屋、福岡、とか?)で、日常的に鉄道を使う人(会社人、学生など)ならば、いつかどこかで見たような当たり前の風景が、「こんな裏事情があったのか!」と、新しい発見があること請け合い。

    やれ薄給だのやれ忙しいだのやれお客さんは面倒くさいだの規則は規則で面倒くさいだのそのくせたいした給料もらえないだの鉄道員はモテナイだの生活リズムがめちゃくちゃだの、悲喜こもごもの大変なことを、関西人らしいちょっとしたユーモアも交えて書いてある、楽しいエッセイ。

    これさえ読めば、たとえ朝のラッシュ時に人身事故が起きてしばらく待たされる羽目になったとしても、「何だよちくしょう間にあわねえじゃねえかよ何とかしろよ!」じゃなくて、「ああ、駅員さんたちが今頃右往左往しながら大変な思いで心臓ばくばくさせてるくせにお客さんの前では平静を装いつつ事態に対処しているんだなあ」と、妙なニヤニヤ感を持ちながら、余裕を持って生活できるようになるかどうかは、読んだ当人の度量次第ですが。

    毎日の通勤通学の足である、鉄道のこと。

    少し裏事情を知っておくと、少しでも楽しい一日の始まりが経験できるかもしれませんよ。

  • 新米ママ鉄には、とっても参考になりました。面白かったです。
    運転士さんと車掌さんを見る目が変わりました。
    根っからの鉄道ファンの方々には、物足りないかもしれません。

  • ラッシュ時、女子高生が泣きながら駅事務室に駆け込んで来て始まる痴漢逮捕への奔走。
    大雨の日、構造上下りっぱなしの鳴りっぱなしになる踏切とのずぶ濡れの奮闘。
    沿線に遊園地などレジャー施設を作ったり不動産開発を行う鉄道会社伝統の集客モデルの始まり。
    自動改札、ICカードの普及で消えて行く脅威の名人芸・職人芸を持つ名物駅員たち。
    電車の運転士になるにはどうしたら良い? どんな試験を受けるの? という疑問。
    指導員と文字通り寝食を共にする教習期間。
    いくつかの鉄道事故への、鉄道員から見た考察。
    駅員達をへろへろにする師走の忘年会シーズンの産物、ヨッパライ!!
    そしてぜひ思いとどまってほしい飛び込み自殺……。

    大雨、地震、酔客、痴漢、朝夕のラッシュ。そして事故。
    運転士・駅員に次々と襲いかかる難敵と鉄道業界の知られざる日常、運転士の本音を現役鉄道マンが教えてくれる、汗と涙と機械油と笑いに満ちたエッセイ集。

  • 関西の私鉄の運転手2人が、鉄道の裏側を語る話。鉄道員も大変だ。

  • 鉄道員さんって、こういうものなんだぁと。
    出来ればJR職員さんの本も読みたくなる。

  • どれとは云えないが、長いこと疑問にというか、気にかかっていたことがスッキリ書かれていた。
    どんな職業でも苦労もあるし、うれしいこともある(ハズ)。
    アタシは全く鉄道に詳しくないので、この裏話が想像以上な世界過ぎて面白かった。
    この本を持って運転台が見えるとこに乗ったときは面白さ倍増でした。

  • メルマガ『鉄子の部屋』!!!
    懐かしくて思わず購入。

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