哀しみの女 (新潮文庫 い 15-23)

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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101147239

感想・レビュー・書評

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  • 変わった言い回しもパキッとまとめられた名言も出てこない
    それなのに一度読み始めると途中でやめることができなくなる
    つまり中身に惹きつけられる
    多くを語らない文章だからこそなのか
    年配の男性が書いたものはもっと重たい、肩が凝るような文体かと思っていたけれどとてもあっさりしていた

    和実が葉子と初めて会った際、彼女に言い放った言葉は誰も教えてくれない、どこでも聞けるものでもない
    和実自身の愛が紡ぎ出したものだから

著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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