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- Amazon.co.jp ・本 (707ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101152028
感想・レビュー・書評
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司馬遼太郎の初期の作品。梟の城に続く忍者小説第2段。
さすがに若いというか、後になって出てくる説教臭さも殆ど無く、エンターテインメントに徹した小説です。一方で、ストーリーの立て方に難が在り、特に後半はなんだか無理やりつないでいく感もあります。ひょっとしたら遼太郎はストーリー作成能力に問題があり、そのために史実を元にした歴史小説の方向に進んだのかもしれません。少なくとも史実ベースにすれば大きなストーリーの流れは元々存在してることになるので(個人的には遼太郎の歴史の俯瞰や人物造詣は大好きなのです)。
それにしても、霧隠才蔵、ちょっともて過ぎです。
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