- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101152370
感想・レビュー・書評
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蒼き狼に続くモンゴルもの。蒼き狼はチンギスカンを中心とする話だったけど、こちらはツェヴェクマさんというある女性を中心としたエッセイのような本。
モンゴルがどういう歴史で今の形にあるのか、人々はどう周りの世界に翻弄されたのか、淡々とした文章ながら、この薄い一冊にずっしりと来るものがあって、多分忘れられない一冊になりそう。味わい深い一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
モンゴル好きの司馬遼太郎の本。モンゴルの自然・風土と人の性質を描いたもので、最後は結構泣かせる。ああ無常です。
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モンゴルは少しだけ馴染みがあるが、実際にはそのほとんどを知らない国です。
この本を読んだ事で雄大な高原と空が独特の文化とそこに住む人の誇りになっている事が伝わってくる。 -
街道をゆく、モンゴル紀行に通訳として出てきたツェベクマさんという女性の半生と草原を描いた話。
とても好きなお話です。
短編なので昨夜の夜のお供に。
文化大革命で離れていた旦那さんを見送る下りがなんとも、、、尊敬。
DVDの街道をゆくにも出演されてて、感慨深かったです。
大好きなので、★は5。 -
財宝が何であろう
金銭が何であるか
この世にあるものはすべて過ぎ行く
永遠なるものとは何か
それは人間の記憶である
人間はよく生き、よく死なねばならぬ
それだけが肝要で、他は何の価値もない
チンギスハーンの子孫、オゴタイハーンの言葉
大草原に憧れて、出会いに導かれて、モンゴルへ行ってきた
今でも遊牧をして生活をする人がいて
狩猟や釣りを日常的に行う人もいる
動物の糞を燃料にしてテントに泊まり、星空の下で寝、
夜明けとともに起きる
そしてまた放牧と、狩猟と、釣りをする
ビルの雑踏の中で、毎日パソコンとにらめっこしている現状とは違う、
全く違った生活を体験したくて、モンゴルの友人訪ねた
モンゴルは本当に空と草原が壮大で綺麗、それを見て育ったからか、
人の心も広くて穏やかで親切。
食事は小麦粉と羊の肉がメインだけど、美味しかった。
そして何より友人と一緒にいって、ふざけたり、綺麗なものを一緒に感動したり、
時間と感動を共有出来たのが一番。
また行きたいと思う、次は狩りをしに。
お世話になった友人の家族、一緒に行った人に感謝しよう。
旅の詳細は後ほど
本当に楽しかったなー
A ship in a harbor is safe, but that is not what a ship is built for. -
旧制大阪外国語学校(現大阪大学外国語学部)で蒙古語学を専攻した、司馬遼太郎の心のふるさと?モンゴルについて語ったエッセイ。
いや「モンゴル」、というよりも、草原?
儒教に基づく農耕文明の華である、漢民族よりは匈奴、契丹と
蔑まれたが、彼らはチンギスハーンの時代から、元にいたるまで、
アジアから中央アジアそして遠くヨーロッパまで版図を拡大した。
その地域に根付いた文化もあったし、彼らは文化の伝播役ともなった。
しかし、驚くべきほどのかの民族の物欲のなさ。
なんか読んでて、肩の力が抜ける、ホットできる作品でした。 -
09.9.4
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モンゴルの草原の本。
私も雲の匂いが分かる人になりたい。 -
やっぱ小説じゃないとなぁ。
淡々と読めますが。