- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101156651
感想・レビュー・書評
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賊将 自らの意思とは別に歴史の大きな渦に巻き込まれていく。そんなことがあるのでしょうか。
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6編の短編集。自分には戦国時代の小説が合っている感じがした。明治維新の頃の話は、どうも...
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雪舟の絵を見たくなりました。あと、五兵衛の秘図も…。時代も異なる編を集めた本ですが、なかなか読み応えがあって満足いたしました
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6作品収納。「応仁の乱」。周りにも扱った作品が少ないように、内容が込み入っていてわかりづらい。足利義政の人物像がよくイメージできた。「秘図」の最後の括りがおもしろかった。2019.3.21
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応仁の乱
這部作品寫得真的不錯,裡面描寫的義政的人物像相當讓人得以感情移入,和富子之間的描寫也很出色。 -
短中編集。応仁の乱が面白かった。
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2014年8月
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池波正太郎氏が「錯乱」で直木賞を受賞する直前に書いた力作短編集である。「応仁の乱」は表現が難しい争乱を意欲的にチャレンジ、「刺客」は得意の真田物、「黒雲峠」は仇討ち物の逸品、「秘図」は後の鬼平にも繋がる意欲作、「賊将」は桐野利秋の生涯を描く短編、「将軍」は乃木希典をとおして明治とは!を語る。
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あらすじ(裏表紙より)
幕末には〔人斬り半次郎〕と恐れられ、維新後はわが国最初の陸軍少将となり、最後は西郷隆盛をかついで西南戦争に散った快男児・桐野利秋を描いた表題作。10年に及ぶ戦乱に何らの力も発揮出来ない将軍・足利義政の苦悩を刻んだ直木賞候補作の中編「応仁の乱」。表と裏の顔を兼ね備えた人間という生き物のおかしみを捉えた「秘図」など6編。直木賞受賞直前の力作を集めた短編集。 -
94年6刷本
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2008.2.14 了/室町から江戸時代・幕末と,池波氏にしては珍しい日露戦争など様々な時代を扱った短編小説集.まだ若い時代の作品群らしいが,各時代の価値観に縛られる中での心の動きを豊かに描き出す,池波氏ならではの作品群.応仁の乱を足利義政の純粋な気持ちの動きにフォーカスして描いた直木賞候補作品や,「刺客」「秘図」「黒雲峠」などいずれも秀逸.乃木将軍の話は司馬作品(坂の上の雲,殉死)とほぼ同様の見方で,池波氏ならではという感はあまりないかも.
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池波先生の作品。「真田太平記」を読んで、関連するものを・・・と言うことで購入。真田家関連の他の作品(本書では「刺客」)の近代史の作品が意外と◎。それから取り上げられることが珍しい「応仁の乱」がらみの作品が入っています。
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いわずもがな。