剣客商売 番外編 ないしょ ないしょ (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101157498

感想・レビュー・書評

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  • 薄幸の少女が、逞しく生きる。
    周りの人達に恵まれて、最後の場面がさわやかでした。
    かくありたい。

  • 「人は死ぬために生きる」池波さんが色んな作品の中で伝えてくれる言葉ですが、この作品を読むとすぅっと腑に落ちる感じがします。読後感も爽やか。何時でも手元に置いて何度でも読みたくなる、そんな一冊です。この連休は池波正太郎さんの作品を読み返して見ようかしらん。

  • 剣客商売の番外編です

    おんなって・・・強いです
    池波正太郎読者としては初心者のkitanoですが
    こういう女の一生を描くのは山本一力先生の方
    が似合う気がする(笑)

  • 2011/10/17完讀

    剣客商売全系列也讀完了。

    お福在新發田城下劍客神谷家奉公,但被主人染指。他的主人後來被人暗殺,奉公人五平帶她來到江戸。在江戸認識了許多好人,例如秋山小兵衛、小川宗哲等人。お福在三浦平四郎老劍客家中幫忙,老人暗地傳授她手裏劍的技法。但之後三浦被之前殺害她主人的仇人松永所殺,松永隨後也將五平滅口了。在這之前,五平將お福託付給倉田屋半七, 半七過世之後將店面交給お福,她和番頭富五郎將店繼續作得有聲有色。至於仇人松永,在秋山小兵衛的協助下,お福得以用手裏劍射中松永,再由御用聞き將松永逮捕,了卻一樁心事。富五郎過世後,お福嫁給吳服屋白木屋,三十六歲結束她的人生。

    お福並不是個好命的人,但卻度過幸福的一生。是本充分感受江戸人情與溫暖的一本書。

    (376page)

  • 小兵衛が脇役に徹して描かれている潔さがよい。が、主人公のお福が奉公先の主人に理不尽に犯される(主人側からしたら理不尽でもなくそれなりの理由はあるのだが、それにしても・・・お福の身になってみればそれはあまりにひどい話だ)シーンは、こういう事が当時はそれなりにあったのだろうと思わされ、つくづく、女性の人権というものは現代において獲得されたのだなぁとしみじみした。

  • 手裏剣士お福の話。不遇な境涯ながらも周りの人々に支えながら生涯を努める姿が爽やか。11.1.17

  • 小兵衛出番すくねえー

  • 剣客商売 読んだことはありませんが、
    とても面白かったです
    たびたびある食卓の様子でも 柔らかい印象があります

    池波正太郎ファンになりました

    女性主人公もの あと5冊あるそうなので、そちらも早く読みたいです

  • 何度読んでもウルウルする剣客商売番外編。
    人と人との関わり、生き様について考えました。
    *登場人物* お福、三浦平四郎、秋山小兵衛、小川宗哲、倉田屋半七、五平

  • 剣客商売 番外編もこれで最後

    主人公は不幸な身の上の少女
    当然様々な苦難の上に成長を描いています。

    実を言えば、私はこういった不幸な少年少女の物語が嫌いです。
    どうせなら鹿鼎記の小宝のような話が好みだったりするので評価は低めです。

    特徴的なのはこの少女の特技

    根岸流の手裏剣術と聞けば、誰も手裏剣お秀を思い浮かべることでしょう

    番外編なので小兵衛は前作よりさらに出番が少ないです。

    でも、良いところを持っていきますねぇ

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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