虚航船団 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101171272

感想・レビュー・書評

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  • 情けない。何度も挑戦して、挫折。死ぬまでに完読できるかはなはだ疑問。

  • 大学生時代に読んで衝撃を受けた本。まだメタ的な仕掛けの有る本とかほとんど読んだことがなく、小説の自由さにフィクションの世界の広大さを感じました。

  • なじ■
    登場人物は全員文房具、
    何十年も宇宙船で暮らし続けている為に
    一部を除き全員が気が狂っている。

    それぞれの文房具の擬人化具合が面白かったんですが、
    戦争に突入して以降とにかく文房具達が哀れで不憫で可哀想で
    仕方なかったです…
    しかしほんと面白かった…何度も味わいたくなる文章。
    ナンバリングが一番好きです!

  • 宇宙を彷徨う文房具の乗った宇宙船、長旅に文房具たちは気が狂っている。そんな文房具たちが、イタチ文明の発達した惑星を侵略するという話。

    気が狂った文房具も、侵略戦争を繰り返しながら発展していくイタチたちも、人間への皮肉なんでしょうね。

    三部構成。二部は罠ですが、三部はもっと罠です。
    筒井康隆御大にしか書けない名作。

  • 登場文房具の心情を細かく描いているのが素晴らしいと思った。
    小説を読んでこんなに圧倒されたのは初めて
    筒井康隆さんの小説の中で一番好きです

    ココココココココココココココココココ

  • 本でなければ味わえない楽しさがたっぷり。筒井作品のなかでも特に好きな一冊。漫画みたいな感じかな。ホチキスが印象的。ココココココココココココココ。

  • 多分今まで読んだ中で一番好きな本。
    想像力がすごいよね

  • 文房具VSイタチ。
    病的な文房具こそ人間なのか。
    侵略戦争を続けているイタチこそ人間なのか。
    人間の内面のダークサイドを抉る。
    これこそエログロナンセンス。より以上(異常)。
    ヴォリュームがあるから一日で読めないかも……。
    この世界こそ、ヤスタカツツイ大先生。
    もう感動しかない。
    なんなんだろう。
    エヴァみたいといえるし、
    丸尾末広ともいえる、
    拡大版ハルヒとも、
    占星術殺人事件ともいえる。
    形容しきれない作品。
    読む人読んでおくれ。
    責任はとれないなあ。
    セイギにはギセイは必要なんだ。
    戦争ってこういうものなんだ。
    世界ってこういう風にできたんだ。
    これぞ、完全なる、フィクション。
    これぞ、究極なる、ドラマツルギー。

  • 2010.12.1(水)。

  • 多分今まで読んだ全小説の中で一番熱中したのはコレ。20回以上読んでるはず(tower8424)

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著者プロフィール

小説家

「2017年 『現代作家アーカイヴ2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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