- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101180311
感想・レビュー・書評
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1番に『情熱』。
情熱があることで本質を捉えて物事を判断することができることを著者から学んだ。
情熱がある人に仕事や人が自然と集まってくる。
著者はシアトルからタリーズを日本に持ち込み、広めると言う挑戦をしているが、
「最悪」を想定することで挑戦を容易にしている。
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経営者の自伝に興味を持ち出し、タリーズコーヒーが好きで興味本位で読み出した。今では何所でも見かけるチェーン店の経営とは思えない熱量に、ただただ感服させられた。経営の素人がどんどんチャレンジして行く様は無謀にも見えるが、その失敗が伏線のようにきちんと生かされていく。失敗こそが成功のもととして進む姿は、これから経営を目指す人、それ以外にもいろいろチャレンジする際にぜひとも真似したい姿勢だ。
個人的には日本各地何所の店舗に行っても居心地が良いので、数年前までは旅行先の安心場所として使わせてもらっていた。
果たして今のタリーズコーヒーも、彼の目指すものの形であるのかは不明だが、これから店舗へ寄る際は、いろいろなものが込み上げて来そうだ。 -
最近自分の中でコーヒーブームなことと、飲食業界でお仕事をしているので気になり手にとってみました。人に恵まれていて、情熱的で、夢と目標を持つ人こそが成功することができるのだなと思いました。出店のお花では、土地にはブランドイメージが根付いているから、何処に出店するかによってお店のブランドイメージを壊しかねない。初めてのことに挑戦するとは失敗も付き物だけれど、とにかくやってみないと成長できないので、失敗を恐れずチャレンジ精神を大切にしたいきたい。大変勉強になりました。
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少し前に作者の松田公太さんが、今のタリーズについて
「入口のメインの看板が…、俺、こんなにパンケーキ屋さんばかり作ってきたっけ?(中略)自分がゼロから育てたブランドだからこそ、愛しているからそこ、これ以上迷走してほしくないな。」
と呟いてました。
ちょうどこの本を読んでいるタイミングだったので、とても納得してしまった。
タリーズに対する熱い想いが伝わる一作でした。
成功者といえる人ほど、やっていることは泥臭く失敗して、そこから学んでいることを生かして成功しているんだと思います。
それを表に出すか、出さないかが、その人の個性というか。
印象に残っているのは銀行員時代、優秀外交員の評価ポイントを支店長代理数人に改ざんされたところ。
銀行人事部にシステムの改善を要求。支店長の謝罪もあったけど、
「悪いのは支店長ではない。悪いのは改ざんに加わった人と、それを許したシステムだ」と断言。
そう、会社組織で改ざんがまかり通るシステムに問題がある。
これを肝に銘じて、今、会社の問題に取り組んでいる。 -
タリーズコーヒージャパン創始者の自伝のビジネス書。
今年入ってから一番面白かった。
クソオススメ。
ただのサラリーマンが脱サラして、アメリカの小さなスペシャリティーコーヒーチェーンを日本へ。
そこにあったのは情熱。。
すこ。。 -
当時が伝わってくる
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仕事に対する情熱が周りの人を動かす。
「タリーズコーヒーを日本で広げたい」その思い出突っ走ってきた著者の松田公太さん
すぐに行動に移し、常に試行錯誤を繰り返して、今の大規模なチェーン店になりました。
そして、タリーズで働くことでフェローが何か得られるようにと、フェロー思いの部分もとても感動しました。私がフェローを雇うときに参考になりそうです。
私もタリーズは一番雰囲気が落ち着いていて好きです。
また、この本は日本の制度の不毛さをストレートに表現していて、その点も面白かったです。 -
仕事でスターバックスの事業戦略を取り扱うため、シアトルではガチンコのライバルと目されるタリーズをちゃんということで読んだが、これはこれ単体で、非常に教訓の多い起業家物語であった。
松田公太氏は数奇な運命の持ち主で、日本人なのに古郷はアメリカ、若くして弟さんを亡くされ、お母様も非常に不幸な亡くなられ方をしている。タリーズのUS本体にも裏切られたり、山あり谷ありで、新しいビジネスの地平を切り開いたがゆえに、思わぬところで思わぬ苦労を強いられる、McDonald's : Behind the Arches, the everything store, The Airbnb Story といった企業物語と通底する部分を多分に持つ。
読んでいるほうはハラハラドキドキで面白いのだが、実際に経営を切り回してきた松田氏は、本当に大変でいらしたと思う。私は彼と完全に同世代なので、若いころから苦労を重ねた人間にはかなわないなあ、と感心することしきりだった。 -
タリーズのコーヒーに対する情熱が感じられる。
大資本が無くても周りの人と協力することで、タリーズを大きくしていった物語。
この本を読めばタリーズが好きになると思う。