ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上) (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101181530

感想・レビュー・書評

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  • カルタゴほんとに、強いと思いました。まさか、二つのでかい山脈を象で超えてまうなんて!驚きのドッキーですよ!でもそのあと、負けちゃったのが残念だったね。(お前もしや、カルタゴ派か!裏切り者め!)(ぎやぁぁぁぁ!)

  • 退院して自宅療養で通院リハビリしながらこのシリーズを読んでいる。
    本著は第一次ポエニ戦役から戦役後の第二次ポエニ戦役前までを扱っている。「ポエニ」とはラテン語で「カルタゴ人」をいい、ギリシャ語では「フェニキア」で表すとのこと。第一次は、陸戦が得意なローマが海戦が得意なカルタゴを海戦でカルタゴを破った。戦役期間は紀元前264年から241年の23年間だ。平たく言うと「シチリア島」の取り合いだ。現在では当たり前のようにイタリア

  •  第2巻はハンニバル戦記、すなわちローマとカルタゴの間のポエニ戦役だ。などと今だから言えるが、読む前は何も知識がなかった。古代ローマの有名な出来事だから、授業で名前くらいは聞いた気がするが、中身はまるで覚えていない。が、読んでみるとすこぶるおもしろい。もちろん歴史の授業が悪いのではなく、ひとつひとつのイベントに費やせる時間はわずかだからしょうがない。興味のある人は本書を読めばよいのだ。ハンニバルとスキピオの好対照が、項羽と劉邦にみえてくるから不思議だ。天才だが孤高狷介でもある前者は敗れ去る運命にあるのだろう。それにしてもローマ人や制度の闊達さには舌を巻く。こうして地中海の覇者となったのもむべなるかなだ。勝者と敗者はあっても正義と非正義はない。戦いが終わればノーサイドで、いっそ清々しい。それから二千年以上たっても人間は一歩も進歩していない。

  • 読了日 : 2023年11月29日

  • 今のところ、ローマ以外の話の方が面白い塩野さんの本だが、「ラテン同盟」→「ローマ連合」を経て、同盟国や属州の扱いの始まりとインフラの考え方がわかるのは面白い。

  • 強くなっていくローマ。
    カルタゴとの第一次ポエニ戦争。
    海軍力の無いローマが作る海軍の独特な面白さと、海軍強国カルタゴとの戦い。
    とても面白かったです。

  • シチリアを巡るローマとカルタゴの戦い。ローマのゼロからの海軍があれよあれよとカルタゴに勝っていく。読んでいて、カルタゴの焦りと困惑が伝わってくるようだった。でも、まだハンニバルは出て来ない。さぁ、遂に次巻でハンニバルの大活躍が読めるはず。楽しみだ。

  • 古代ローマ時代、まだ小さいローマがライジングする契機になったポエニ戦役について描かれる。
    シチリア島を舞台に、大国カルタゴとの戦争はこれからとても長く、カルタゴのハンニバル、ローマのスキピオ等、魅力的な英雄が登場してくる。今回の3は、ハンニバルの父ハミルカルがようやく出るくらい。
    塩野七生さんの読みやすく小気味よい文体が心地よい。それにしてもローマって本当にスゴい。

  • 地中海の覇者カルタゴとの戦争(第一次ポエニ戦争)から、その後のガリア人との戦いまで。歴史の教科書では数行の記述だが、この戦争がその後のヨーロッパに与えた影響はかなり大きいのだと認識。また、なんでもマニュアル化するローマ人というのも面白い。しかも、その性質を逆利用してローマに戦いを挑む国が出ているというから筋金入りで他国にも響き渡っていたのだろう。なんとも興味深い。

  • GSRアウトプット宿題

    1回目
    時間:15分
    目的:ハンニバルはどんな人か。
    概要:スキピオ、ローマ連合、アッシア、ハンニバル、ハミルカル、櫂、騎兵、スパルタ、カルタゴ、海軍、アフリカ、アッピア街道、戦闘
    学び:ハンニバルはあまり出てこなかった。

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