- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101183138
作品紹介・あらすじ
言っている本人は、大マジメ。本気、本腰、ときに本音。だから、腹の底までとことん笑える。「壁の上塗り」「まことしなやかに」「理路騒然」「ざっくらばん」。彼や彼女や先生や社長は、何を言いたかったのか。間違いだなんて、カタいことを言って責めてはいけない。ここは気楽に「まつがい」と呼ぶべし。正しい日本語の反面教師。笑って、教えられる日本語の常識、非常識が満載です。
感想・レビュー・書評
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【とりあえず笑いたいときに読む本】
言い間違い、書き間違え等を『言いまつがい』として集めた本。飲み物を口に含んだ状態でページを捲るのは、月並みな忠告だが、おすすめしない。
仕事上のやっちまった話は自分だったら背筋がヒヤッとするものもある。まさに、近くの悲劇は遠くの喜劇。
ストレス解消に手元に置きたい一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エビカツ読書会・ブクブク交換での戦利品。
なんともほっこりと楽しめた一冊でした。
恐らくはニヤニヤしながら読んでいたので、
電車の中では、だいぶ怪しい人として認識されていたような。。
分かっていても、やめられないというか、
奇妙な親近感を感じながらページを繰ってました。
続編も出ているとのことですので、要チェックですかね~
ん、個人的にルパン関係が多さにニヤリ、なんて。 -
入院見舞いに贈ったら、後日、笑いすぎて手術跡が痛かったとクレームが。
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電車のなかで読んじゃいけないやつ。
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面白い言い間違いの投稿集。
吹き出して笑うようなほどのものは数えるほどしかなかったけれど、ほっこりする気持ちになれる。
みんな言いまつがってるんだな~と。笑
私も自分の言いまつがいを紹介↓
・「せかながかゆい!」(4歳頃)→背中ね。
・「♪う~み~は~ひろい~な~おおき~な~。い~ってみたい~な~よその~う~ち~♪」(5歳頃)
・「あやまどりしないと!」(小学1年生頃)→雨宿りね。でもこれはみんな間違えてたと思う。
・「たかしやま行くの?」(小学1年生頃)→高島屋ね。これもみんな間違えてたはず。
・「ふいんきいいね~」(中学3年生頃)→でもこれはね、みんな絶対こう発音してると思う。今でも。
・「ずひの皮がむけた~。」(高校1年生)→友達が「とうひ」って言っても意味はちゃんとわかってたのに、なぜか自分で言うときだけ「ずひ」って言ってた。不思議。
・「ないやくはこの通りです。」(社会人1年目)→嫌味な上司に「うちわけって読んでほしいんですけど」って言われた。
・「はいじるを取るらしいよ。」(先週)→私があまりに自信満々だったから、それを聞いた夫は「アクって読むのは自分の間違いかも・・・」と思って言えなかったらしい。 -
大半が予想される若しくは聞き飽きた「いいまつがい」で、噴出してしまう「いいまつがい」もチラホラです。
このジャンルの笑いは、文章にすると醒めてしまうという難点があると思います。あまり面白くない「いいまつがい」を太字にしてドヤ顔で書かれても、読者は愛想笑いもできません。
注意すべきことは、この本を読んだ後に、今まで間違わなかった語句を間違いそうになることです。
そのときは、リアルに大きな笑いが起こるでしょう。 -
せっかく買ったのに!!!
部室に置き忘れた!!!
もう卒業して一年になるけど、それだけが心残りだッ!
ってぐらい面白い。
なんど通学途中の電車内で吹き出したか。
それと同じくらい、なんど周りから変な目で見られたか。
なんど友人が待ちきれなくて授業中に読んでしまい、自滅していったか。
おそろしいわぁ。-
「なんど周りから変な目で」
痛いくらいに判るワ!
似ているけど違うのが誤植(タイプミス)。近々
高橋輝次の「誤植読本」の増補版が文庫になるの...「なんど周りから変な目で」
痛いくらいに判るワ!
似ているけど違うのが誤植(タイプミス)。近々
高橋輝次の「誤植読本」の増補版が文庫になるので楽しみにしている。2013/05/22
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2020.4.20-297
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監修 糸井重里 新潮文庫
言葉は面白い。「言いまつがい」の中には、モチロン、マジに知らなかったというムチなものもあったりするので、それは自分以外の人が言ったら、そこそ抱腹絶倒ものだけれど、自分が言ったとなると、さぁ、自分の言葉に対して、どんなリアクションが取れるんだろう? ちょっと話は剃れるが、いや、逸れるが、ある会合でのこと。
突然に「ぷぅ〜・・・」という音が。誰でもわかるあの音だとわかる鳴り響き方だった。。瞬時にして静まり返る座。そして、ある女性の顔がみるみる紅潮してきて・・・。その時、キテンを利かして、その人を救えなかった自分に今でも悔しさを覚える。人生、あらゆることに対応出来るようにしておきたいものですねぇ。。
『本から』
「さすがは生き地獄ですね」(年配の人の話に感心して、「生き字引」の代わりに)
「種馬のように働く」(馬車馬・・・)
「はらわた煮えくりかえるほど、おかしい!」
「さかりのあさむし」(アサリの酒蒸し)
「タカネットじゃぱた」
「しっともちんぽしてないじゃないっ!」
「Hはまだシュッショしておりません」(出社)
「この会社は、空気が、どよんどる!!」と、かなり本気で怒るんです。
「トイレの紙がないぞ!」(トレイ)
「テカテカの大阪人ですね」(コテコテ)
「ざっくらばん」
「黙ってしゃべれ!」(静かにしゃべれ)
「黙っていい気になってりゃ!」(黙ってりゃいいきになって!)
「HBの消しゴム忘れるなよ!」
「おっちょいちょい」
「今日からと言わず、明日から」
「患者さんはベッドになって」
うちのじーちゃんは「フェラーリ」のことを「へらーり」と言います・・・・力が抜けます。
ある日の館内放送で、「車の移動をお願いします。ナンバー○○、赤のフェアレデー乙(おつ)、繰り返します・・・」と「乙」を連発してくれました。
近所の小学校低学年の女の子たちが歌っていました。キロロの「ベスト・フレンド」だと思うのですが、「あなたの笑顔に 何度だまされただろうか ありがとう ありがとう ベッドフレンド」・・・末恐ろしい彼女たちです。
私の名前は「めぐみ」ですが、母には「美佐ちゃん」、父には「ちん子」、妹には「ガビョレちゃん」と呼ばれています。由来は全て不明です。
大学時代の帰国子女の友人は「○○ちゃんってさあ、いっつもコカンにしわよせてるよね?」って・・・・眉間だよ!
私は、「好々爺(こうこうや)」のことを、「すきすきジジィ」と読んでしまっていて、エッチなおじいさんだと思いこんでいました。
茶道のお稽古中、お腹が「ぷぴー」と、ややまぎらわしい音で鳴ったのに慌てた母は、着物で端座したまま「今のはおならよ」と、くっきりはっきり、にこやかに言ったそうです。「おなか」と一字違いなんだけど、気にしてる方を言っちゃうんだよなぁ。
私の彼氏(27歳)は、携帯電話のつながりが悪かった時、「ごめん、エンガイだったよ」といいました・・・圏外? -
「ロスト・ケア」で気持ちがドン底に沈んだので、出掛けた帰りに予約しておいたこの本を受け取ってきた。
「目には目で」「本には本で」とハムラビ法典にもある? ('-'*)エヘ
「まつがい」の投稿はネットで始まったそうで、今でもネット上で見ることが出来るが、まぁ、まとまってみると、何というか、思い当たるというか、お腹がよじれた。
私は、子どもから「お母さんて面白いね~」といってくっつかれ。周りからは「楽しい」「明るい」「面白い」「天然だ」といわれる。
一応褒め言葉だといい気になっていたが、「何! 天然だと!」とはじめて聞いたときは立腹の体。でも心を沈めて自分の日常、生い立ちを静観するとまさにお言葉どおり。
ご慧眼恐れ入った。
この中学からの悪縁深い同級生だけは今でも自信をもって、人前でも構わずそう言う。
それが自分では、深謀遠慮、無口な上に集団生活は、和を以って尊しとなすをモットーに目立たず騒がず生きて来たツモリだが。
集まりもたけなわになるとタガがゆるむのか、爆笑の中で孤立してしまう。中でヒトリシズカ?、台風の目のごとくポカンと置いてけぼりになる。
それは時には「いいまつがい」が始まりで、周りでは気を使いながらソッと「今云ったそれ、なんとなく間違ったぽいよ」といわれるが。
そんな集大成に思いっきり笑った。
相哀れむどころか、そうだそうだとうなづき、俄然あれこれを思い出して、なんだそういうあなたも天然ではないかと、次にあったときは言い返してやるのだ。
あの人に(^∇^)
それまで覚えていれば・・・・。
いやしかし思い当たれば思い当たるほど面白かった。
たまに奇想天外に会うのもまた一興、上には上があるものだ。
そうそう、中学の卒業式、最後はクラスに帰って流石にワルガキも静かに席について担任を待っていた。その間に教科担任の先生方が次々に送る言葉を持って来てくれる。
ゆとり教育もなんのその、教科も多くその上9クラスもあったのに、先生方も入れ替わり立ち代り、こういうのは毎年の卒業行事になっているのだろう。
思えばその頃から「天然」の兆しのあった私は、明日から宿題もない休みか と楽しいことだけが頭に浮かんでいだが、周りを見ると何か湿っぽい、お!話に聞く卒業式の涙か。
そこで最後に学年主任がおでましになり、先生の気合のこもった暖かい贈る言葉があった。最後に「年の功より亀の功というね、ひとつでも覚えていてくれたら嬉しい、では元気で」といった。「年の功より亀の功」か、誰も気づかず目に涙を溜めている。
もう我慢ができない、ハンカチで眼より顔全体を覆い、ソット席はずして溜まらずに吹き出した。ついに涙が出て咳まででて、忘れられない感動的な卒業式になった。
仰げば尊しわが師の恩、今も亀の甲はお元気だろうか。
著者プロフィール
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