- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101184548
感想・レビュー・書評
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7人の女性たちの生き方や恋愛観が絡み合う本
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阿川佐和子がインタビュアーではなくて作家だと知ったのはyom yomでだったよな、最初の号かな?
上手くてびっくりしたのだった。
これも安心して買って読んで、安心して読み終える。
あの頃、阿川佐和子が結婚するなんて思ってなかったなぁ。 -
晴れて婚約したのに結婚をためらい始めた波。秘密の恋に大胆に身を任せてゆく碧。男性との関係を仕事のステップアップにつなげる真理。三世帯同居の中の専業主婦、優美。障害があるゆえに自立を求めて結婚に踏み切れない宙・・・・。姉妹、友人、仕事仲間としてリンクする七人。恋愛、結婚、仕事、家庭をめぐって揺れる彼女たちのそれぞれの心情と選択
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婚約のあとで心が揺れ動く波。そして波と関係する女たちの色々な事情。面白く飽きずに読めたけど、波自身に人間としての魅力を感じなかった。仕事も恋愛もそこそこで、落ち着くとこに落ち着いたなという感じ。後でわたしはこれで良かったの?と思いあぐねるタイプ?かな。
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この人の作品初めて読みました
なんかとってもお嬢様というか、
いいとこの家の話って感じ
上流社会を垣間見た気がします
結局問題は解決していないように思うけど、
実際みんなが幸せになるなんて難しい
凩さんが幸せならそれでいいや -
女性が主人公の連作短編で、様々な立場の女性が登場しますが、特別に胸に残るような話はないかな。
最初と最後の主人公である波さんの妹、碧さんが2話目の主人公で、その後、彼女がとんでもない行動に出て、その辺から面白くなってきて、最後、何かどんでん返しがあるのかと、気になって読み進めました。
☆は3に近い感じだけど、日常の些細なエピソードが阿川さんらしくて愉しかったので4つにしました。 -
阿川佐和子さんの語り方が好きです。
個人的には宙(そら)ちゃんの話が素敵だったかな。
波のバリバリできるOLな姿も好きでした。見習いたい。
阿川佐和子ワールドでした。 -
それぞれ立場も年齢も違う7人の女性の恋愛、人生を描いた短編集。どろどろしてしまいそうな展開もサラッと読めてしまうあたりは作者の個性をうかがわせる。仕事、家庭、結婚などをめぐり女性は揺れるが、いろんな選択があり幸せの形も人それぞれ。いわゆる普通に盛大な結婚式を挙げ、子供ができて…ということだけが幸せではないという語り口は、読んでいて気持ちいい。
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三年ぶりくらいに再読。
七人の女性を描いた連作集です。
阿川さんの文章は読みやすくてサクサク進めます。
解説より。
「人生は選択の連続。たとえ結婚したって、その後も何かを手にとり、何かを捨てていく行為はつづいていく。どの決断が正しい、なんて誰にも言えない。」