- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101192246
感想・レビュー・書評
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まさかの松戸市舞台
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男女の不幸、人生の苦難、当たり前に過ぎて行く月日を呪うことを耐える愚かな実直さ。やすのつっけんどんな物言いに萌えたりする。
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購入。101123読了
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銚子と江戸を行き交う高瀬舟の船頭修次と、松戸の食売女おちせ。どちらも辛い毎日を送りながら、いつの日か身請けし二人で暮らすことを希望にほんのひと時の逢瀬を重ねている。花魁や女郎のような派手さもなく安いお金で客を取らなければ毎日借金が増えていく生活。その悲哀がやるせない。男も女も日々をやっとこ暮らす中で見つけた夢。二人の最後は決して明るいものではなさそうなのだが、それでもお互いさえいればとおもわせる。妹のやすとの葛藤や、同じやどの女おしゅんなど、人は悲しみを背負って生きているのだけれど、文章がやさしい。思わずほろっとくるような文章に引き込まれました。
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久々の乙川作品。
最後に救いがあってほんとよかった。
つらくて暗くて、何回途中で挫折しそこなったか・・・。
お幸せに~。 -
切なくて、そのまま辛い話かと思えば・・・
素敵な終わり方でした。