本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101203614
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
メガバンク株の大暴落を企てる官僚、それを阻止しようとする銀行、乗っ取りに名乗りを上げるファンドとの壮絶なバトルがはじまる。登場人物の相関図が笑える、漫画だろうって突っ込みをいれる。ひねりが普通過ぎて、ひねりになってない(笑
-
「銭の戦争」シリーズ以来の作品で作者の一丁目一番町的な作品だった。安心して楽しめる作品で、結果が分かり過ぎるのもご愛嬌だと思う。
それにしてもスケールの大きい話なのだが、人間関係がとてもコンパクト過ぎる所が少々気になる。
やはり人間関係の広がりとストーリーの広がりはリンクすると思うので、そこが物足りなかった。
また最終局面のあたりはもう少し書き込んでもらいたい。
「銭の戦争」も十巻目は端折り過ぎていたのを思い出した。内容も面白く文章力もスマートで好きだが、ここがこの作家の残念なパターンだ。 -
タイトルと表紙の絵から、2時間程度で読めるエンタメ小説かと思ったがとんでもない。ありえない設定だが、十分に読み応えがある。少なくとも中盤くらいまでは。
しかし読み終ってみれば、最後の株主総会の場面など、やはり作り物っぽい。ここはじっくり丁寧に描くべきだった。