黄色い目の魚 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (455ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101237343

感想・レビュー・書評

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  • 設定というか本の世界観が個人的にあまり好きじゃないです。

  • 柔らかい流れを持った作品。

    複雑な親子関係を描いた最初の話にひきつけられた。甘酸っぱい学生生活。

    ただ、結局はベタな恋愛へ流れが変わってしまったのが残念。

  • 甘くない青春恋愛小説。恋愛といっても、それがメインではないのです^^主人公の高校生男女はアクが強く、青いです´`
    この小説は高校生の年頃の男女のどちらかというと裏の心情をよく出してます(∵) 青い春・・・いいなぁ・・・

  • 高校生の村田みのりと木島悟が絵を通じて繋がり合い、織りなす、切ない物語を存分に味わえた。コドモの世界とオトナの世界の端境に位置する高校生2人やその周りのオトナが絵を中心として成長したり、時に不条理な世を憂いて逃げ出したり、様々な人間模様が垣間見れた。

  • 中学の時に読んだけど主人公?の男の子と似鳥ちゃんが急にセッ久おっ始めたの怖すぎて人間不信になりかけた…あのシーンいる?

  • 個人的には主人公とヒロインにあまり感情移入が出来ず、流し読みになってしまいました。まあ、こういう恋愛もあるかなと、学生の頃の自分を思い返しました。

  • 初めのテッセイの話は、短編で終わったのかと思いきや、繋がっているのがわかった時は、だから読書は楽しい!って思ってワクワクしました。

    暴力的な主人公の少女には、なかなか感情移入できなかったけど、絵を通しての少年との交流は、楽しめました。。
    が、似鳥ちゃんと少年が関係を持ってしまうくだりは、、いるのかな?と何だかモヤモヤしてしまった箇所でした。。

  • なんか思ったより2人の絡みが少なくてあんまハマらなかった。序盤で、美術の時間に似顔絵書いてた時がピークかな…
    でも最後の方で少し盛り返して、読後感はいい感じだった。

  • 何もない。何もない事をこれだけ書けるというのはすごい。そして、何もないのに心に来るというのは、とてもすごい。すごいというか、不思議。何もない自分も、こういう風にとらえられたら違って見えるんじゃないかと少しだけ期待してしまった。

  • 全体的には好きだったけど、
    玲美の彼氏の話と、木島と似鳥ちゃんの話が意味分からんくて嫌。
    もう少しみのりに救いのある話であって欲しかった。都合良く使ってくる叔父さんと、好きって自覚しながら他の女と寝る男と、そんな2人に大事にされても、良かったね〜とは思えないんだが。

著者プロフィール

1962年東京都生まれ。1989年、「サマータイムで」月刊MOE童話大賞を受賞しデビュー。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で98年、産経児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞、99年に路傍の石文学賞を受賞。ほかの著書に『しゃべれども しゃべれども』『神様がくれた指』『黄色い目の魚』日本代表リレーチームを描くノンフィクション『夏から夏へ』などがある。http://www009.upp.sonet.ne.jp/umigarasuto/

「2009年 『一瞬の風になれ 第三部 -ドン-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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