- Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101250274
感想・レビュー・書評
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まとめ方がすっきりとした爽快な話。
不思議な設定だけどそれを違和感に感じさせない。
セリフで良かったものがいくつかある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
★
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20150216読了。
悪くはないけれど、今までの伊坂作品に比べると、今ひとつ。
4人の父親がいる高校生の出くわす様々な事件が最後には一つになっていくというパターンで、それぞれのキャラもなかなかのくせ者ぞろい、という定番なのだが、バラバラに動きすぎてわかりにくいし、全てが突出していて没個性になっている、そんな印象を受けた。 -
伊坂作品ということで期待値を上げすぎた。
伏線回収も他作品に比べるとあまりパッとしない。 -
四人の父親がいる高校生の男の子の話。四人のうちどの父親が本物が明らかになる…!というストーリーではない。そういうのを期待すると肩透かしを食らう感じになると思う。ジャンルとしてはドタバタコメディ+ちょっとした事件、みたいな感じかな。
ヒロインというのか、多恵子っていう登場人物が好きになれなくて読むのが辛かった。言動がいちいち鬱陶しいし鼻につく。四人の父親のそれぞれの個性溢れる姿は面白くてよかった。話自体の読みやすさは普通。最後らへんの、喪服姿の想像はとても悲しくなった。 -
小さな出来事や、何気ない会話などが一気に回収されていくのは、さすが伊坂幸太郎といった作品。
登場人物それぞれに個性があり、人数が多い割に混乱しないのは良いけれど、疲れる個性が多く、読み進めるのが苦痛になる部分もあった。
伝えたい事は分かる。分かるのだけれどスッキリしない。
なんだか変だ。なんだか不穏だ。なんだか壮大だ。なんだかハッピーエンドだ。と読み手が遠くで置いてけぼりを食らったまま、終わってしまったという印象。 -
うーん面白くない。伏線のために無理やり入れましたという会話、エピソードがつらい。悟と勲の区別は最後まで尽きませんでした。由紀夫、多恵子、鷹、悟、勲、葵、知代、小宮山、殿様、田村麻呂、牛蒡男、富田林、太郎、鱒二、知事選、赤羽、白石、熊本さん、一千万円のクイズ大会
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41冊目にお借りした本。
とてもライトなノベルだった。
漫画とかドラマになって続いていくというのなら面白いんだろうとは思うけど、小説として読むにはどの登場人物も個性がうすく終始主張しない印象だった。
個性がうすく、と感じるわけがない程に特色付いたキャラクター達であったにも関わらず、特に印象に残らなかったのは、どのキャラもその能力を発揮する場が存分に与えられなかったことと、当たり障りのない主人公がサラサラと物事を流してしまうからと言うのもあるのかもしれない。勿体ない。
読み終わって、表紙を見たら伊坂幸太郎さんの小説で、あれ?ーーと首を捻った。(伊坂さんの小説=面白い!は保障されてると思っていたから読後著者名見て、意外だった。) -
父親が4人。その父親たちと主人公のやりとりが面白かった。
でも、なんか間延びというか…事件が起きるけど、いつもの伊坂作品みたいなパズルのピースが1つ1つくっついていくー!みたいなスリル感が少なかった気がする。 -
難しいことを考えず、エンタメとして面白く、また心に残るセリフも多い伊坂作品。
久々に読んでみたが、うーん…?
キャラの立たせ方はさすがだが、あまりワクワクしないし、読後感もスカッとするような感じは薄い。
あまり心に残るようなセリフもなく、比喩を使った独特の表現などもやや回りくどく冗長に感じてしまった。
帯では伏線の巧妙さが語られていたが、これについてもさほどとは思わず。
ひまつぶしにはなるけれど…という感じ。
映画化されるようですが、映像になると化けるかもしれないですね。