- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101269214
感想・レビュー・書評
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29歳になって5ヶ月になろうと言う頃に古書店で出逢い、その日の内に読了。
確かに、資本主義の価値観がまかり通っていた時代に書かれた本書では著者の高慢さが露呈されてはいるが、同時にこの年頃の複雑な自我もよく著されている。
物事の判断基準がどんどん凝り固まっていく事を止められない怖さに蝕まれていくのが、この年頃ではないだろうか。
ある程度男性からちやほやされる事に慣れた女性が、最も陥り易い罠が随所に見受けられる。
それでも日々の生活は、家庭を手に入れた友人達より何倍も充実していると言う根拠の無い自信があり、楽しいのだから逆に遣り切れない。
心の中の審判は日に日に成長し、なりふり構わず他人を好きになどなれない自分を倒す方法は只一つ。
自分様の「お眼鏡に適う」王子様を探す事。
いや、王子様が独りでに現れてくれる事、それだけだ。
慎ましく生きる事の出来なかった29歳だけが共感出来るエッセイである。
<Impressive Sentences>
私をどこに連れて行き、何をごちそうするかで男のレベルを決め、同時に私という女のレベルを知ろうとする。自負と自意識がお高くなるにつれて、エスコートの要求も贅沢になっている。私はそれだけの価値のある女だわ、と。おごられることを当然と思っている自分に気づく時、男性にお金を払ってもらうことでしか、自分の価値を見つけられないような、裏を返せば、自信のない自分と向き合い、情けなくなるのである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
THE 女子!
女子の恋愛事情や、友達との付き合いなど、ほんとにリアルで面白い。 -
タイトル的に今しか読めない本だと思って手に取ってみた。
こんなに男にギスギスしてたら、さぞ疲れるだろうに。めんどくせぇので参考にしません。 -
なんとなく手にとった一冊。最初はあまり乗り気でなかったけど、気がつけば一生懸命読んでいた。もう29歳、まだ29歳というフレーズを現在の自分にも当てはめてもう25歳まだ25歳と思うと見えてくること、考えることがたくさんあった。そして若干だがあせりも見えてきた。これから29歳まできっとがむしゃらに生きて気がつけば29歳になってるんだろうなと思うと、それも悪くない。著者のように結婚願望もたいして強くないので、自分の将来を見ているような気分になった。私はきっと、この著者と同じ人種なのだろう。
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結婚してなく、仕事に迷っている女性に送りたい1冊。
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2009/01/24
2007/02/05 -
彼女と姫野カオルコさんの区別が付かない。不二子ちゃんに似ているのはどっちだっけ。