ダイスをころがせ!〈上〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101270241

感想・レビュー・書評

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  • 選挙戦がテーマ
    堅苦しそうなテーマのわりに
    爽快感
    分かり易さ
    斬新なアイディア
    などなど

    読み進めるのが楽しくなった!

    金の動きとかはとくに面白い。

  • とにかく選挙には行きましょう。

    こんな政治家がいたら投票するのに。

  • タンザニアで読んだ
    という意味で思い出深い

  • 上手くいかなくて困っちゃった時に読むと気持ちが晴れるかもしれない。
    勧善懲悪的なお話。

  • 選挙自体には前から興味はあった。
    投票には行っていたし、それなりに法律も知っていた。
    しかしそれでも、この本の内容には驚くことばかりだった。

    誰も投票したい人がいない。
    それはよく言われる言い訳のひとつだと思う。
    が、そこから一歩推し進めて、ならば自分が、という強さとも青さともつかぬ行動力がある人間は、中々いないのではあるまいか。
    正直、自分にはとても出来ない。
    しかし、健一郎たちの立場はとても羨ましい。
    もし自分の周りに達彦のような人物が現れたなら、彼らのように全力で応援するだろうと思う。
    自分だったらどう手伝うだろうかと、夢想せずにはいられない。

    確固たる理想があるのは結構だが、
    理想を実現させる為には当選しなければならないわけで
    無所属で出ることの潔さ、難しさを感じさせられた。
    また、その他にも様々な問題があることを痛感した。

    だが、問題があるからと言ってなにもしなければ何も変わらないのだ。


    健一郎の家庭問題等、選挙一辺倒な内容ではなく
    面白く興味深く読むことが出来る上
    家庭を抱えた大人たちの身近に政治があることを思い知る。
    達彦の話も含めて、ミステリー要素もあり、この先の展開が気になる。

  • 職を失い妻子とは現在別居中。駒井健一郎三十四歳はどん底にいた。ある日、高校時代のライバル・天知達彦が現れ、驚くべきことを口にする。「次の衆院選に立候補する。共に戦ってくれ」。コネや金は一切なし。持てるものは理想のみ。第二の人生を拓くため、彼らは完全無党派で選挙戦に挑む。理解のない妻、敵陣営の妨害。早くも難題は山積みなのだが。情熱系エンターテインメント。

  • 毎回思うことだが、真保氏は確かに、安心して読める。 当たりはずれの差が少なく、どの作品も一定の水準以上のものを発表してくれている、と思うからだ。 もちろん、今作もそのレベルに十分達していると思うのだが、読者である私が贅沢になっているのであろうか、終盤には物足りなさを感じてしまった。 展開が早すぎる、問題を回収出来てない・・・など、上下巻というページ数ではあったが、この物語を綴るには、それでも足りなかったのだろうと。 もっとじっくりと、天知と健一郎の選挙戦を味わいたかった。

  • すがすがしい。読み終わった後の一言目の感想はその形容詞がふさわしい。テーマが選挙というだけで重い印象を与えるが、やはりうまい。著者のうまさは毎度感服するが、今回も絶妙なバランスで繰り広げる。それぞれの背景の描写がいいため、単なる友情物語ではなくなるし、政治に対する著者の考えをおしつけるようなものもあまり感じない。が、政治を知りたいと思う人の導入本としてもいいのではないか。

  • 選挙の仕組みがわかって面白かった。

  • この人の本は初めて
    スピード感もって読めた。

    今の政府を見てると、本当、政治は人任せにしちゃいけないって感じる。
    選挙の重要さも教えてくれる。

    物語自体の評価は、下巻を読み終わってから。

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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