サルの小指はなぜヒトより長いのか: 運命を左右する遺伝子のたくらみ (新潮文庫 い 114-1)
- 新潮社 (2013年8月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101277912
作品紹介・あらすじ
毛が薄いのは進化なのだろうか? 男と女の脳で決定的に違うことって何? 生命にまつわるフシギを科学のメスで大解剖。遺伝病、ダイエット、長寿の秘密など身近なトピックで生物学の知識がないカチカチの文系アタマでも分かるよう、やさし~く噛み砕いた東京大学の超人気講義。同時収録のコラムでは科学的思考で社会問題を読み解く! 『生命に仕組まれた遺伝子のいたずら』改題。
感想・レビュー・書評
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遺伝子の話。分かりやすく、簡単に楽しめた。
最後の講義は哲学的な話になった。意識とは何かって、本当に面白い。自分を私だって思えてよかった。おかげで楽しいし、楽しいってことがわかる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
遺伝子や脳の話が非常に興味深く語られていた。こんな本を高校生くらいのときに読んでいたら、生物学への道を歩んだかもしれません。
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面白い。科学者のスタンスで哲学に切り込んでいく、しかも難しく書かずに面白く書く。それはとても難しい。
科学の発展に伴って人間てものがひどく生臭いヒトに落とし込まれていって顕微鏡で覗かれるのが面白くもあり、悲しくもある。結局人間てのはヒトなんだなぁ、そう思ってしまう。 -
なんだかよくわからない。
結局、何が言いたいのか、何が大事なことなのかが分からないし、「ここが大事」とされているところも、大して重要に感じない。
全ての章で同じ印象。
なんだこれ。 -
文系の大学一年生向けの講義をそのまま収録したとのこと.本流のお話も面白いし,いわゆる脱線した雑学的な内容もハイレベルで楽しい.素人向けにうまくお話できる先生っていいですよね.
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教えるのがうまい先生だ。遺伝子や生物学ときいただけで拒否反応が出そうだが、身近な話題を取り上げ、興味深く説いてくれる。14.4.27
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文系大学生向けというところがみそ。とりあえず数学の知識がなくても何かできることはある。
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こんなに飽きずにするする読めた理系本は初めてかも。
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大学生協の本屋に積んであったから購入。自分は理工学部に通っているが、生物に関する知識は高校程度しかない。それでも楽しめた。
最先端の研究について口語で書かれてあって分かりやすい。難しい記述もあったが、そこは本論とは関係がないので読み飛ばしても大丈夫だった。研究に触れるという意味でとても良い本でした。