恋愛脳―男心と女心は、なぜこうもすれ違うのか (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.80
  • (83)
  • (115)
  • (107)
  • (12)
  • (5)
本棚登録 : 978
感想 : 141
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101279510

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 男と女の脳は違う。
    だから考え方も違って、すれ違って・・・

    結果、恋愛はうまくいかないんだ!!


    というのは他の本で読んで知っていたこと。
    同じことの繰り返しかなぁ、と思いつつ読みました。
    なんてったって友人のオススメですもの。


    夫婦関係に悩む今日この頃。
    そんな私を心配して、特効薬になればともらったのが、この本。

    ・・・読み終わった後思ったこと。
    これを読んでいれば、私は今の旦那と結婚しなかったであろう、ということ。

    「互いの身体に触れて、互いの温かさを確かめ合い、ことばの欠如を償うしかない(p170)」
    そうだが、ことばも、ぬくもりも感じられない場合はどうしたらよいのだろうね?

    そんなこと、結婚前からわかってたことじゃなかったのか、と。

    やはり自分が満足できないと、相手にやさしさを与えることはできないね・・・。
    ため息です。

  • 男性と女性では、脳の作りが大きく違う。そうなると、同じ事象でも捉え方が大きく変わる。この本を読むと、ビジネスシーンでも恋愛シーンでも、男性と女性がなぜこうもすれ違ってしまうのかがすごくよくわかる!とてもおもしろい!ビジネスでも恋愛でも、男性とうまくいかなくて悩んでる女性にぜひ読んでほしい。読むと少し楽になれるかも!?

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      黒川伊保子は「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」を読んだコトがある。アプローチの仕方が面白かった、、、この本も面白いかな?(男女の考え方違い...
      黒川伊保子は「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」を読んだコトがある。アプローチの仕方が面白かった、、、この本も面白いかな?(男女の考え方違いって月並みな気がするけど)
      2012/09/07
  • この本に出逢えてよかった、と思う。


    女の愛は、何をしていても相手を想うこと。
    男の愛は、相手の元に繰り返し戻ってくること。


    脳に関する知識がないので、
    彼女の語る説の真偽を確かめる術を
    私は持っていないのだけれど、
    このように考えられたら、楽に生きられる。
    自分のために。



    「大好きなひとに、逢いたくても、忙しくて逢えないことがあるでしょう? そういうとき、女は、相手が『逢いたいね。仕事が忙しくて逢えないけど、逢いたいよ』って電話をくれたら嬉しいわけ。けど、男は、そんな電話しないわけ?」
    息子は、「え」と一瞬、中を見つめた。
    「それって、逢うの? 逢わないの?」
    「逢わないのよ」
    「え~っ。情報量ゼロの電話じゃん。おいらなら、そんな電話、思いつきもしないよ」
     私はびっくりして、「情報量はゼロじゃないよ。逢いたい気持ちは伝わるでしょ? 女は、電話で約束することだけが目的じゃなくて、電話そのものも大切なんだもん」と、教えてやった。
     少年たちにとって電話は、遊びの時間と場所を伝え合う、情報伝達の手段なのだ。素早く終えて、さっさと出かけたい。
     一方、女にとっての電話は、心を通わせる道具である。少女は、たゆたうように会話を楽しもうとする。少年は、まとめようとする文脈を翻弄されてイライラする。
     あらら~、と私は思った。仕事の合間に電話をかけてくる男たちは、女の「それでね」や「あのね」の後の会話の飛躍に面食らっているに違いない。女のほうは、ほとんどサービスなんだけどね。だって、約束の時間と場所の確認だけじゃ、あんまり素っ気ないもの。
     この、息子との電話談義の後、私は、大好きなひとの電話やメールの素っ気なさを気にしないことにした。仕事の隙間の電話は電報文のように短くして、「サービス」を入れない。そうしたら、かえって彼からの電話の数が増えたような気もする。
    (p.37-38)



    男性脳は、ある一つのことをしているうちは、
    他のこと、他の人のことを考えられない。
    そういうふうにできている。
    愛がないわけではなくてね。だから、これでいいの。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      黒川伊保子の本は読んだコトがないのですが、最近出た「いい男は「や行」でねぎらう いい女は「は行」で癒す」と言うタイトルに、惹きつけ方が上手い...
      黒川伊保子の本は読んだコトがないのですが、最近出た「いい男は「や行」でねぎらう いい女は「は行」で癒す」と言うタイトルに、惹きつけ方が上手いなぁ~と感心しています。
      もう恋愛云々する歳じゃないのですが、やっぱり女性を知らなきゃ。と思うので、この本から読んでみます。。。
      2012/08/08
  • 感想
    過程と成果。何か得られないと満足しない。その姿勢は女性の目には性急に映る。お互いに歩み寄り協業することが家庭を、会社を円満にするコツ。

  • エッセイ集。科学的根拠は示されていない。

  • 根本的な男女間の考え方や思考について学べました!人生を振り返る中で、だからあの時こうだったんだ!とか、自分の価値観は間違っているのではないかと疑問に思った時に読むと、スッキリします!女性も働く時代に生まれたので、職場の人間関係を良くするのにはとても参考になると思います!

  • 3冊連続で黒川伊保子さんの本。私はこの本が1番面白く感じました。(3冊目なので書かれてる内容が素直に理解しやすくなった可能性が高い…?)
    特に最後の方に出てくる、三十代のうちに女性が経験すべき3つのことはとっても参考になるので、早速実行しようと思います_φ(・_・

  • 夫婦脳の前に読む初級編

全141件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

黒川伊保子(くろかわ・いほこ)
1959年長野県生まれ。奈良女子大学理学部物理学科卒業。
(株)富士通にて人工知能(AI)の研究開発に従事した後、コンサルタント会社、民間の研究所を経て、2003年(株)感性リサーチ設立、代表取締役に就任。脳機能論とAIの集大成による語感分析法を開発、マーケティング分野に新境地を開いた、感性分析の第一人者。また、その過程で性、年代によって異なる脳の性質を研究対象とし、日常に寄り添った男女脳論を展開している。人工知能研究を礎に、脳科学コメンテーター、感性アナリスト、随筆家としても活躍。著書に『恋愛脳』『成熟脳』(新潮文庫)、『人間のトリセツ ~人工知能への手紙』(ちくま新書)、『妻のトリセツ』(講談社+α新書)、『定年夫婦のトリセツ』(SB新書)、『息子のトリセツ』(扶桑社新書)、『思春期のトリセツ』(小学館新書)、『恋のトリセツ』(河出新書)など多数。

「2022年 『女女問題のトリセツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

黒川伊保子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
デールカーネギ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×