- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101294131
作品紹介・あらすじ
『阿修羅のごとく』『あ・うん』『寺内貫太郎一家』……傑作ドラマの脚本家として知られ、名エッセイスト、直木賞受賞作家でもあった向田邦子。突然の飛行機事故から40年が経つにもかかわらず、今なお読み継がれ、愛されるのはなぜなのか。日本のテレビドラマ史を語らせれば右に出る者のない編者が彼女の全作品から名言・名セリフをセレクト。いつでも向田作品の世界に没入できる座右の一冊。
感想・レビュー・書評
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向田邦子の小説やエッセイ、シナリオのセリフから、編者が抜粋した文言を集めたもの。
選ばれた文は、どれも名文、名セリフだが、やはりそれぞれの小説や文脈のなかで味わってこその思いがする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
買い物リストを全てカゴに入れてレジに並ぶとレジ横の団子が気になって
つい買ってしまいたい衝動に駆られる
そんな本である。
過去の著書やドラマのセリフをテーマごとに集めた
お気に入りリストだけれど
どのセリフも生きていて
そうだよな。
男だもの、女だもの…と呟きたくなってしまう。
自分にもそんな共感できる台詞があった事にも驚き。 -
愛憎とは二分化することなく混濁した感情の往来から表出する。家族や恋人、友人に抱く親愛は憎悪にも転化するのは日常生活の一コマであろう。そこで私たちは未熟さを噛み締めながら都合悪い失態を忘却する、縁など非合理な言い訳もする、向田邦子の言葉はそんないじらしさがあり愛おしく感じる。
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向田邦子さんの書かれた本 読んでみたいな。
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さらりとした良書。
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36冊目(5-3)