螢川・泥の河 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101307091

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり好き。
    鑑賞するように読んだ文章たち。

  • 少年少女と、その取り巻く大人達との戦後の日常と、現代では忘れ去られた日本があった。ただ淡々と物語は進んで終了。何考える事は確かにあるが、うっーん…これは純文学作品なのだろう。私の中ではどこが芸術的か理解不能。時代なのかなー…

  • 花まんまを読んでいても思ったが、大阪は猥雑とした街だなと改めて感じる。もっともこちらの描写は戦後すぐの話だから一概に比較できるものでもないが。

  • 戦後まもない貧困な生活模様

  • 切なさというより、悲哀感・やるせなさを描いた作品

  • 大阪を舞台に、宮本輝の幼少期の記憶を表現していると思われる。
    内容が暗い。重い。

    少し考えさせられるが、特に人にすすめようとは思わない。
    売却

  • 純文学。BS の映画を観た後で原作を読む。昭和30年の大阪安治川付近が舞台。戦争を生き抜いた家族と純真に生きる子供たち。哀しくてグッーとくる話。最後の蟹を燃やすシーンが印象的です。

  • 子供の頃に、小難しい小説を無理矢理読まされた感覚に似ている。描写も言葉の置き方も美しいけど、暗すぎる。

  • 泥の河は、全体的に濁った空気感が漂い、
    おどろおどろしてて最後まで気持ち悪く、あんまり気持ちのよい小説じゃあなかった。

    蛍川は、薄暗く冷淡な雰囲気の中にも、人の業とか運命とか情念とかいった、
    さまざまな感慨がおりまざさり
    ラストに向かうまで、とてもテンポよく
    読むことができた。

    好みなんやろうけど、
    錦繍と比べちゃうと、どうしても
    なんだかな〜感がしてしまい
    宮本輝ってこんな感じなの?。。。
    っと思ってしまう。

著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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