私たちが好きだったこと (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101307121

感想・レビュー・書評

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  • 2008.04.09 男2人女2人の、4人で仲良く暮らす話。

  • ひょんなことから一緒に住む事になった4人の男女。

    この4人の若者、「愛の感じ方がちょっと軽すぎるんじゃないの」とおばさんは思ってしまいました(笑)。

    みんないい人すぎるところも、生活していく事への甘さにも違和感がありました。

    もっとしゃきっとしっかりせい!と叫びたくなりました(笑)。

  • 文庫 £1.00

  • 「一生、甲羅から首を出さなかった亀はいないよ」

  • 11/7読了
    女は勝手やね。
    相手の事を心配するのが「愛」

    欲→恋→愛→情→?

  • ありがちなストーリーだけど、文章が濃い。ちょっと昔の青春ストーリー、って感じの雰囲気が良かった。ラストへの展開は現実感があって寂しかったけれど、すごく上手いと思う。静かに、しのぐ・・心苦しい。

  • 宮本さんの作品の中ではわりと好きな作品。
    確か映画化されたはず。
    いつか見てみたい。

  • 今の言葉で言えば「ルームシェア」というのかな。

    公団住宅の抽選で当選してしまった与志の部屋に恋愛感情なしに男2、女2の4人が同居することになった。



    道徳的ではないものの、やはりこういうのってあこがれるなあ。

    しかし、そこは男と女・・いつのまにかカップルとなってしまう。

    また、感情のもつれ、借金、仕事上の問題・・様々なものが4人を少しずつ変えていく。

    そして2年間の4人の奇妙な生活は、それぞれ違った道を歩んでいくことで解消していく・・。



    時代背景は1980年なので、パソコンや携帯電話も出てこない。

    この4人の描かれ方も、実にそれぞれが魅力的だ。

    また、4人はそれぞれ自分よりも他人のために尽くす発想・・。これは感覚的に少し前・・のようにも思う。

    結構、今の世の中は価値観そのものは自己中心的だからなあ(笑)



    この作品の映画化は1997年。脚本は今は亡き野沢尚氏が担当。

    主演は岸谷五朗 、鷲尾いさ子 、寺脇康文 、夏川結衣という今をトキメク俳優たちが演じている。


  • これが2番かな。
    大人になると、好きなだけじゃ生きていけないってことを知る、そういう作品。

  • 歯切れが悪くて、なんだか切ないラストだったけど、宮本さんがさらにすきになった本

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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