女子中学生の小さな大発見 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.64
  • (28)
  • (78)
  • (71)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 668
感想 : 89
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101317311

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 静岡にある私立雙葉中学の理科の先生をしていらっしゃる著者が、中学一年生の彼女達(中高一貫女子校です)の 小さな自由研究をぎっしりレポート。
    1レポートは、3行から5行ぐらい。ふとした興味からちょこっと試行、結論が出ていないものもあるし、間違っているかもというものもある。
    子供の夏休みの自由研究となると、親の方がソワソワしてしまい、お手伝いしたくなる。この本を読むと、そんな形式にとらわれず、日常の不思議に対する小さな実験や観察で良いんだよと伝わってきました。こういう行動を口を出さず見守る先生や親が重要なんでしょうね。
    一番気に入った実験は、
    迷信と不思議
    Aさんは、40人の人に「手を出して」といって、左右どちらの手を出すか調べました。右手を出した人は全員右利き、左手を出した人は左きき、両手を出した人は全員血液型がB型でした。
    両手出しちゃうねえ。この検証は、もう少し統計を取りたいぐらい。
    お子さんが読むというより、大人が読んで、子供の不思議の芽の環境作りに役立ちそうです。

  • R2.1.12 読了。

     女子中学生たちの日常生活における疑問や小さな発見やユーモラスな実験がまとめられていた。子供って、面白い着眼点をするものだと改めて感心した。

    ・「予想通りにならなかったのは、失敗ではなくて成功です。何も変わらなかったのは、『変わらない』ことを発見したのです。」
    ・「考え方がおかしいと言われても、『自分はそう考えた』というのは正しい事実です。」

  • 現役の中学生が見つけた不思議をぎっしり詰め込んだ仰天レポート集
    タイムライン
    http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

  • これを元に夏休みの自由研究をやってみるのも面白いのでは無いか?
    本からの情報を元に実際に行ってみる、やってみる
    いまはなんでもインターネットの時代だがそんなのが無かった時代に考えた事が素晴らしい
    大人でも考えさせられるため閃きの無い人にはつまらないと思われるのと、実は案外知っていることばかりだったりするため少し内容を見て買うことをお勧めします

  • 色々な発想をする中学生がとても面白い。

    「確かに言われてみればそうかも?」と思わされることが多々あった。

    特に印象に残ったのは、地球が回っているなら、常にその場で飛行機で浮いていたら世界一周ができるのではないか。


    あれ?地球は回っていないんだったかな?
    その辺の常識がとても乏しいので私はよくわからないが、この発想には今でも考えさせられている。

    答えが分かる人がいればぜひ教えてほしい。

    面白かったけど、読み返すメリットはなさそうなので売る。

  • こんな風に理科と関われたら、理科嫌いにはならなかっただろうなあ~~~。読んでて楽しかった。

  • 実験にも発見にもなってないようなものばかり。子供ならではの発想やユーモアに笑わせてもらえる。突き詰めれば科学的な考察に行きつくだろうものもあるがあえてそれはしない。

  • 3.5

  • 発見も実験も小さくてもイイ。
    興味をもって見つめることからものごとははじまる!

  • 積読本。機会があって消化できました。
    内容的には理科の教科を超え、哲学!(笑)
    ただ、ずーっと同じ調子で続くので、読んでいてすぐに飽きます(^^;;

清邦彦の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
吉本ばなな
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×