- Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101321608
作品紹介・あらすじ
衆議院議員が行方不明になっている。伊丹刑事部長にそう告げられた。牛丸真造は与党の実力者である。やがて、大森署管内で運転手の他殺体が発見され、牛丸を誘拐したと本庁に入電が。発信地が横須賀市付近という理由で、警視庁・神奈川県警の合同捜査が決定。指揮を命じられたのは一介の署長に過ぎぬ竜崎伸也だった。反目する二つの組織、難航する筋読み。解決の成否は竜崎に委ねられた!
感想・レビュー・書評
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最近シリーズ10が出たとか。
慌てて未読の続きを読み始めております。
ちなみに竜崎さんはまだ警視庁大森署にいらっしゃいます。
シリーズ5では、警視庁・神奈川県警の合同捜査が決定し、竜崎は指揮官として命じられ、神奈川県警横須賀署へ。
ここでもまたクセ強の警察官たち…しかも神奈川県警と対峙し、ギャフンと言わせるのだわ〜とワクワクした。
現場突入するのに、警視庁のSITを使うのか、神奈川県警のSTSを使うのか、被疑者確保後の身柄をどこに移送するか、県警の面子を保たねば…とかホントにあるのだろうなぁ。
他の警察小説にもこういった話は出てくるなぁ。
最後に、竜崎さんのお言葉は家庭でも応用できそうなのでここに記しておく。笑
(受験前日に高熱を出した息子に対して)(P139)
「いつ誰に何が起きるかなんて、誰にも予想できない。大切なのは、起きたことにどれだけ対処できるか、なんだ。
さあ、すぐに戦いを始めるんだ。熱を下げて、少しでもコンディションを整えるのが、今のおまえの戦いだ」 -
リスク管理を踏まえて早め早めに行動する竜崎署長。今回も事件の兆候を嗅ぎ取り、いち早く対策本部の準備。事件は予想通り署内で発生。管轄外の神奈川に飛び火し、こちらも竜崎署長が対応。
縄張り関係無く、事件の解決だけを求める竜崎署長に皆んなは反発。ここで水戸黄門のように階級と伊丹部長との繋がりで、皆んなはひれ伏す。現場の責任者と対立するが、鮮やかな推理で最後は勝ちを納めてしまう。神奈川県警の本部長も警視総監も脱帽する勧善懲悪のスーパーヒーローに爽快感を覚える。-
おはようございます!
原理原則に沿った決断判断がとても心地良いですよね!
日常生活でもこうできれば良いですが…。おはようございます!
原理原則に沿った決断判断がとても心地良いですよね!
日常生活でもこうできれば良いですが…。2024/04/13 -
いつもありがとうございます。
そうですね。自分ができないから、出来る竜崎署長の行動を爽快に感じてしまうのでしょうね。いつもありがとうございます。
そうですね。自分ができないから、出来る竜崎署長の行動を爽快に感じてしまうのでしょうね。2024/04/13
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竜崎ついに神奈川進出です♪
大森署のみなさんを魅了して次は県外ですね!
反発からの心酔…わかってても面白い!
さあ次は何する?
5.5図書館にあるかなぁ…-
うちの図書館、9.5の審議官がここ数ヶ月予約数が一切変わらないです…
誰か借りパクしているのかな(・・?うちの図書館、9.5の審議官がここ数ヶ月予約数が一切変わらないです…
誰か借りパクしているのかな(・・?2023/09/28 -
2023/09/29
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予約数が増えもせず減りもせずです…
もしほんとに借りパクだったらみんみんさん逮捕しちゃってください(# ゚Д゚)予約数が増えもせず減りもせずです…
もしほんとに借りパクだったらみんみんさん逮捕しちゃってください(# ゚Д゚)2023/09/29
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神奈川県警と警視庁の対立はホントにあるんでしょうか?
この隠蔽捜査は、どのシリーズを読んでも、仕事で多くの問題を抱えている時や、困難な仕事をしている時の、心の持ち用、気持ちの切り替え方を教えてくれます。
心の道標ですね。
面白かったです。 -
今野敏さんの人気シリーズ「隠蔽捜査」の第五弾です。
主人公の理路整然とした思考により、難事件を解決していく様は、毎回爽快な気持ちになります。
今回は神奈川県警との合同捜査本部が舞台。
派手なシーンは皆無なのに読者を夢中にさせるところがさすが!
オススメです♪ -
シリーズ第6弾。文庫で再読。
相変わらず、竜崎と伊丹の好対照のコンビは良い味を出している。今回も堅物の竜崎の活躍が描かれるのだが、竜崎を陰で支える伊丹の活躍も光る。
大森署管内で発生した国会議員の誘拐事件。犯人の潜伏先が横須賀と判明し、警視庁と神奈川県警が合同捜査を行う。そして、指揮本部の大森署に対して前線本部となった神奈川県警を大森署長の竜崎が指揮を執ることになった…
今回も竜崎の推理と判断が冴え、それも読みどころの一つなのだが、犬猿の仲にある警視庁と神奈川県警の確執を竜崎がどう切り崩すかも面白い。 -
衆議院議員の誘拐事件が起きる。そして議員秘書が殺害される。犯人と議員が行方不明。実直で愛すべき警察署長の竜崎がこの殺人及び誘拐事件の指揮をとる。並行して二浪している竜崎の長男・邦彦の東大入試と重なる。犯人が逆探知により横須賀に潜伏し、捜査本部を横須賀署に移し、警視庁VS神奈川県警の関連も相まって捜査での確執、手柄の取り合い。犯人予想が2人に絞られ竜崎の読みが勝る。竜崎は手柄、確執は全く意に介さず、人質の身柄保護に全力を尽くす。毎回書くが、妻・冴子さんの強さ、愛情によって竜崎の恰好よさが倍増しているのだ。
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こんにちは。乃南さんのおすすめ本、ありがとうございます。暗い本が続いたのでちょっと元気になったら読んでみますね!こんにちは。乃南さんのおすすめ本、ありがとうございます。暗い本が続いたのでちょっと元気になったら読んでみますね!2018/03/07
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お気に入りのシリーズも5作目。
読みやすいので、少し読むのを延ばしていました。
一気に読み終わっちゃうので、もったいないから☆
大森警察署の署長・竜崎伸也は、もとは警察庁の官僚という大変なキャリア。
おそろしく堅物なのだが、合理主義者なため、じつは現場でも有能な男なのだ。
警視庁の刑事部長の伊丹俊太郎から、衆議院議員の牛丸が行方不明になったという連絡を受ける。
牛丸を誘拐したという電話があったが、神奈川からだったため、合同捜査が決定する。
じつは神奈川県警と警視庁は犬猿の仲?
前線本部に派遣された竜崎は、ピリピリした空気の中、本部がいっこうに機能していない様子に驚かされることに。
折りしも、竜崎の息子は浪人中で受験の時期を迎えており、家族も緊張していた。
そんなときに家を離れることになってしまったのだが‥
周りにはその心配を隠しているが署員にはバレバレの事情も抱えつつ。
横須賀で、対抗意識を剥き出しにする県警の刑事に手を焼きながらも、合理的に捜査方針を決めていく竜崎。
その判断の妥当さで捜査が進んでいき、当然のごとく、土地勘のある地元民を立てるやり方もとっていきます。
いつの間にか、納得していく刑事達。
そして、神奈川県警のSTSが現場で待機するクライマックスへ。
竜崎以外の人物がちょっと、おばかさんに見えてくるきらいはありますが~
ぐいぐい楽しく読めます。
幼馴染の伊丹との関係も、頑なな竜崎に対して伊丹の片思いっぽいのだが、相変わらず何となくにやにやさせられます。
そして、奥様のさすが、しっかりした賢夫人ぶり。
竜崎の考え方のスッキリしているところが、何と言っても、いいですね!
早く出しなさい!w
早く出しなさい!w
ずーっとここにいるもん_(-ω-`_)⌒)_
ずーっとここにいるもん_(-ω-`_)⌒)_