- Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101321608
感想・レビュー・書評
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竜崎さんを読んでいるとすごく安心する。このブレなさ。
珍しく伊丹とぶつかる場面もあるのだけどその後のやりとりがなんか可愛いし。
今回の事件は事件自体もなかなか興味深く、面白かった。
2019.2.3
21 -
衆議院議員の誘拐が発生、又その議員運転手殺害という殺人事件も重なる。警視庁と神奈川県警の合同捜査の指揮を任せられる竜崎。呆れるほど真っ直ぐで、正論で無駄な事が嫌いの竜崎。本当に、こんな階級や体裁ばかりの警察内部だったら……何だか怖いよ。伊丹との、やり取りの中でもクソ真面目な竜崎が面白い。一体、冴子とは、どんな風に結婚したのか知りたくてたまらないです。会話がスピーディーなので、あっという間に読了。
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久しぶりに会う竜崎。元警察官僚で国会議員秘書からの内々の要請に対し、誘拐を前提とした指揮本部を設置した竜崎のスタンダードに敬服した。同時進行で、息子の東大受験に関するゴタゴタも起こる。果ては完全アウェーの神奈川県警へ出向いて最前線の指揮を執らされる。ここが本作のクライマックスだ。読み始めてから、続きが気になって一気に読了!
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シリーズ五作も読めば多少ワンパターンに感じてしまうのは仕方がない。
立場や損得を考えず合理的に解決しようとする竜崎と、反発しても結果的に竜崎を認めざるをえない周囲の人間。
これはもう鉄板ですね。どうせこうなるだろうと思っていても、面白いものは面白く
竜崎ファンとしては「そうこなくっちゃ」という気分にさせられる。
常に間違わない道を選択していると言い切れる真っ直ぐさ、余計なことばかり考えてしまう一般人とは違うなぁ。
それでも少しずつ、部下や家族への接し方が変わったように思える。何だか嬉しくなった。 -
あっという間に第5弾。一気読みもここまでしてしまった(1日で、2~5まで)
今度は神奈川県警までかかわってくるし、自分の部下たちを使えないし、アウエイでの仕事。
竜崎が変わったなあと思えるのは、人の動かし方。どうしたらこの人たちは動くのか。納得はしないかもしれないけどその場で、できるだけうまく人を動かせるかが管理職の仕事。それをよく考えながら働いているところが初期のころにはなかった面。
息子が、気が付いたら、2浪していました。やっと合格。よかったよかった。 -
今回は「警視庁大森署署長・竜崎伸也」対「神奈川県警」です。
過去に、米国土安全保障省に所属する大統領のSP(『疑心』)や外部省庁の官僚(『転迷』)との対決があったので、いまさら感がありました。
しかし、竜崎の原理原則に則った合理的な判断は、読者の期待を裏切りません。伊丹の指示に従わずに事件を解決してしまう点はさすがと思う反面、国民の目線から考えれば当然の対応だったと思う。
上意下達を基本とする警察の長所と短所を見せられた感じがした。
邦彦君の進路が決まったことだし、竜崎には、もっと国ために仕事をしてもらいたい。 -
痛快なんですよね。
回を増すごとに伊丹さんの無能さが明らかに。 -
今回は竜崎が我慢、調整をするシーンもあり。家族の物語が並行して描かれるところもこのシリーズならでは。変わり者感はやや少なめだか、面白かった。
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途中マンネリ感を、少し感じましたが、さすが竜崎署長は鉄板でした。終盤の急変も面白い。