真夜中の五分前―five minutes to tomorrow〈side‐B〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101322520

感想・レビュー・書評

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  • 10数年ぶりの再読

  • 恋愛の話は良いのに、ビジネスの話になると途端にリアリティがなく異様に感じてしまった。主人公がバーのオーナーの奥さんについて会話するシーンにデリカシーの無さを感じてゲンナリした。。。勿論それが主人公の特徴であり、登場人物イコール作者ではないが。
    でも恋愛の話は良かった。主人公と尾崎のタクシーの話と、占い師の話がとても良かった。11時55分が指す伏線回収は本当に素晴らしかった。

  • 個人的な好みの問題か。自分の読み込みが甘いのかも。

  • なかった事には出来ない悲しみを、どこか他人事のように、受け止めないことで、人は何かを保つことがある
    弱さではなく、嘘でもなく、故意でもない
    どんな人も無意識に自分を守って生きている
    理想にも思えるほど強く見える彼が揺さぶられ、露呈する人間味をside-Aより遥かに強く魅力的に感じることができる
    受け止めきれない悲しみに直面している時にこそ読むべきなのかもしれない、そんな予感をさせる作品でした

  • side-Aの方が好きでした。

    悪くはないけどちょっと後味悪いかなぁ、といった気持ちです。

  • 生き残ったのは、「かすみ」なのか「ゆかり」なのか、当の本人にもわからないという曖昧さにゾクッしました。

    「かすみ」もしくは「ゆかり」が主人公に「私に名前をつけて」と迫りますが、主人公は敢えて「ゆかりさん」と彼女に声をかけます。

    かすみとのことを過去のことにしないと、この先の人生が混沌として、平穏に過ごすことができないと主人公は考えて、「ゆかりさん」と呼んだのではないかと思いました。

  • 前作が甘い終わり方をしていたので
    このsideBは最高の裏側といった感じ

    前作がただの序章に過ぎなかったと思わせる強烈な展開に大興奮してしまった。

    また読み直してフレーズ残したい。

  • 秀逸

  • たぶん10年ぶりくらいの再読。決して嫌いじゃない、むしろ全体的に好きな話・雰囲気ではあるが、不完全燃焼感が否めない

  • 2回目読み返そうとしたが続きが気にならなかった.

    *2008.8

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著者プロフィール

1971年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。1994年「眠りの海」で小説推理新人賞を受賞。‘99年、『MISSING』で単行本デビュー、「このミステリーがすごい! 2000年版」でトップ10入りするなど高く評価され、脚光を浴びる。以後、恋愛、青春小説を超えた新しい静謐なエンターテインメント作品を上梓、常に読者の圧倒的支持を得ている。その他の作品に『正義のミカタ』『MOMENT』『WILL』『魔術師の視線』『君の隣に』など。『dele』では原案と脚本を担当し、山田孝之と菅田将暉主演でドラマ化された。

「2021年 『チェーン・ポイズン <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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