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- Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101328737
作品紹介・あらすじ
熊本、秋月、萩、士族による乱が次々と起こる。銀座に棲むサムライ・久保田宗八郎は西から吹く風に男たちの絶望のにおいを嗅いだ。そして西南戦争が勃発。友たる市来巡査も複雑な心境を抱え出征してゆく。ご一新から九年、命の捨てどころを探し続けた宗八郎。ふたりの女からひたむきな愛を受け取り、悪鬼羅刹の如き宿敵との対決に赴く。傑作の誉れ高き三部作、熱涙溢れる完結篇。
感想・レビュー・書評
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シリーズ最終巻。これはもう、泣いた!西南戦争を時代の背景にして、死んでいく命、生きてしまう命が交錯してあまりにも理不尽で悲しかった。ラストの緊張のシーンは圧巻。
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銀座開化おもかげ草紙の完結編
日本の歴史における転換点である明治維新
転換点後から始まる新しい歴史
その転換点の前後のギャップに苦しむ宋八郎
当時の雰囲気を感じさせてくれる。
歴史の教訓を活かしながら、過去にとらわれすぎず、前に向かって進んでゆくことができるか?
作者は明治維新を、現在の日本の、世界の状況を重ね合わせて、主人公たちに語らせたのだろう。
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