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- Amazon.co.jp ・本 (539ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101343136
感想・レビュー・書評
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高田屋嘉兵衛が文政元年(1818年)に隠居後の厚岸、国後の状況がわかる。上巻ではすでに高田屋などの名前が上がることはない。wikiで調べると、嘉兵衛の死から6年後の天保4年(1833年)に、高田屋を継いだ弟の金兵衛が幕府から密貿易の疑いをかけられ、全財産を没収されて高田屋は没落とある。その後は飛騨屋か中心になって蝦夷地を蹂躙するのだった。『菜の花の沖』では和人と蝦夷が良好な関係をむすんだに見えた。だが、高田屋没落のあとは見る影もない。中巻ではいよいよ蝦夷が立ち上がる。1669年、シャクシャインの戦いから時代は100年以上経っているのだ。
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「他民族国家」である日本を形成する上で、見逃すことのできない「アイヌ」の民族史小説としても興味深い。
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北海道の持つ独特の歴史・文化を知ることが出来る。