29歳と30歳のあいだには (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101351148

感想・レビュー・書評

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  • 角田光代さんの紹介にあり、読むきっかけになった本。

    若くはないけど、30ではない
    そんな中途半端な、どんな言葉も当てはまらないような。
    人生の高校3年生の期間。とか、30歳が本当の成人式である。とか、

  • 「21世紀が2001年に始まったように真の30代は31歳から始まる」今もう40代ですが、確かに真理をついている気がする。

  • 酒井順子さんの本は以前から気になっていたので、自分がタイトルにしっくりくるタイミングもあり、手にとってみた。

    30歳になろうとしているこの時、独身である私には耳が痛い内容…(笑)

    筆者とは世代が違うけど、うんうん、あるあると共感できるところが多々あり、軽妙な語り口に思わずニヤついてしまったり、耳が痛いけれど、面白かった。

  • 今年29歳になりました。
    20代最後の一年。
    30歳目前に自分はこのままでいいのか⁉︎
    (いい訳がない‼︎だって誕生日をニートで迎えてしまった)
    という焦りと、結婚をせずにこのまま一人なのか…という不安もあり、題名に引かれて手にした本。

    書かれたのは今からもう17年も前のことだけど、今でも充分当てはまることばかり。
    私は「ギャル期」が長かったなー。
    もしかすると、今でも心のどこかでは「ギャル期」でいるのかもしれない。
    大人になり切れてないなー自分…と実感。

    酒井さんのちょっと毒が入ったエッセイ好きです。

  • 年齢的に僕もこの枠に入るので読んでみました…酒井氏の文章というか、書く内容はいつだって僕に多大なる共感を抱かせてくれる…のですけれども、今回もまた! 抱かしていただきました…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、著者は女性なんですけれども…何か別のエッセイで酒井氏は自分のことを男性的だ、と評していたのですけれども、おそらくその辺に僕が著者の作品に共感を寄せるヒントがあるのかも…

    そんなことを考えつつ、読ましていただいたんですけれども、読了したのが幾日か前のため、内容を忘却してしまいました…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、いつもの酒井氏の文章のリズムで綴られていったんだとは思いますけれども、果たしてその内容のほどは…

    うーん…確か31歳からが本当の三十台だ、みたいなことを言っていたような気がしますね。僕もそれには同意します!!

    というわけで三十路迫る身の上にいる僕にとって本書は非常に共感しやすい内容のものでした…おしまい。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 酒井さんは前から気になっていたのだけど、今回タイトルに惹かれ初めて読んでみた。まさに29歳と30歳のあいだにいる私(どうやらレビューを見ると同じ理由で手に取った方が何人か…)。
    29で20代にしがみついてるより30になれば30代の中ではフレッシュマン、というのを読んで少し気持ちが楽になった。
    人生、たいていのことはリセットがきくけど出産はそうもいかないからなかなか決断できないというのはとても共感できる。

  • おもしろかった。まさに29歳から30歳になるという体験をしたばかりの私は「うーん、29と30の間には何かがある」という漠然とした何かがあったのだが、それが何なのかがほしくて、読んだわけで、かといって答えが見つかった!とかいうわけではないけれど、鋭い洞察の女友達とだらだら「30歳になってさ〜」と話し合ったような後味。
    相手の期待に応えるために本当は別に結婚に興味がなくても「いやー結婚したいんですけどね、相手がいなくてね〜」と答えるっていうのは、ははーんそうか、賢いなぁって感じ。確かにそれが一番スムーズな大人のやり取りなんだろうなぁ。

  • 28歳~31歳までの女性のあれこれを、酒井さんの体験談とともに綴ったエッセイ。

    経済的理由から実家暮らしをしている31歳にとって、「やっぱり一人暮らしをしないと、自立した大人っていえないんだな~」と、改めて思った。
    分かっちゃいるけど、このご時勢なかなか厳しいよね……。
    共感できる話がいっぱいあって、楽しく読めた。
    とりあえず、32歳以降をどうするか、ちゃんと考えようと思った1冊(笑)。

  • わたし、ギャル期短かったかも・・・と思わされた一冊。
    これから来る時期のために、と思って読みました。
    この人の著作を読むと、「女として生きていくことの大変さ」を改めて思い知らされます。

  • 軽妙な文章でわるくないんだけど、何だか私にはひと息で読めなかった。

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著者プロフィール

エッセイスト

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井順子の作品

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