愛は苦手 (新潮文庫 や 65-2)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101358826

感想・レビュー・書評

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  • 好きな感じの文章。他の本も借りて読んでみようと思う。読んだ後、あったかい気持ちになる文章。

  • いわゆるアラフォーの女性が主人公のお話が9話。
    心に残った人物は、カテイノキキの宏之さんとたこ焼き、焼けた?の一旗さん、象を数えるの宗吉さん。…なぜかみんな男性だった。

  • 40代の女性たちが主人公の短編集。いろんな立場の人たちがでてくるけれど、表題作「愛は苦手」が何となく好きだ。短編にしては物語要素が多めなので、できれば中長編で読みたかった気もする。あとは、「象を数える」も味わいがあって素敵。きっと私がもう少し歳を重ねたら、また違う読み方になるのだろうと思う。
    私が女性だからなのか何なのか、少し重苦しく読んでしまったので、気持ちに余裕のある休日に読んだほうが良いかも。

  • カイシャデイズが私好みで大好きな作家さんの一人になりました。短編9編です。それぞれ主人公は女性です。男性作家さんなのに女性を描くのがすごいと思いました。全ての話が特に事件が起こったりすることはないのですが、読み終わったあとに温かい気持ちになる作家さんだと思います。他の作品を読んでみたいと思います。

  • 2016/7/5
    この人の本はどれもおもしろい。
    おもしろそうなのから読んでいってもうそろそろタイトルに「愛」とか入ってんのしか残ってなくなってきたのにまだおもしろい。
    中学生に子が生まれたみたいなあらすじのがまだ残ってんだけど、ひょっとしてあれもおもしろいんだろうか。
    まったく受け付けないあらすじなんだけど。
    欲を言えば長いの読みたい。

  • 2013 9/27

  • 読むと元気がでる

  •  下世話なのに爽やか。元気もくれる。

  • 生き方に差が出る、40代。
    アラフォーと呼ばれる女性をふんわりと切り取った短編集。
    どの話もどこかに本当にモデルがいるのでは?と容易に想像できるような親しみやすさがある。
    派手な話はないのだけど、どれも新美南吉の<でんでん虫のかなしみ>よろしくそれぞれの事情をつめこんで生きている。
    いろいろあるよね。いろいろ。誰かの近況をランチや電話せずに聞かせてもらうようなものだろうか。そしたら、630円。安いよ。

  • アラフォー連作集。
    痛くて温かい。

著者プロフィール

山本幸久
一九六六年、東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、二〇〇三年『笑う招き猫』で第十六回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。ユーモア溢れる筆致と、魅力的な登場人物が読者の共感を呼び、幅広い世代から支持されている。主な著作に『ある日、アヒルバス』『店長がいっぱい』『大江戸あにまる』『花屋さんが言うことには』『人形姫』などがある。

「2023年 『あたしとママのファイトな日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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