- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101363523
感想・レビュー・書評
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猫モノとしては少し弱い、日記みたいな感じ。成り行きで猫を飼って価値観が変わるというのは大抵の人がそうなので。後半は著者の感傷的なところがしつこい。猫好きなので辛口の4点の星2つ!
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犬派だったはずの私を猫派にしつつあるほどの威力を持つ本だった!
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猫を飼っている人、飼っていたことのある人は共感出きるところが沢山ある本。心がほんわかします。
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猫が嫌いな人が猫が好きになっていく本。ほのぼのします。
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ベスト猫エッセイ。猫を迎えたときの心境の変化、猫に対する愛情が伝わってくる。全てに共感できる一冊
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猫と暮らす幸せが、本の中からぽかぽか匂ってくる。
猫という丸くて小さな体温、蒸しパンみたいなお腹の匂い、なめらかな毛の手ざわり、ヒャ~ンという鳴き声…。猫の魅力を、猫と一緒にいる幸せを、こんな風に描ける人がいるんだなあ…。猫好きの私は、心の底からこの本との出会いを喜んだ。 -
ホワッとした気分になった。猫を飼っている猫好きには、共感する出来事ばかり。
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猫を含む動物大好き!でも実際には金魚くらいしか飼ったことがありません。マンションで猫が飼えないから…というのは建前で、本当は猫のトイレのしつけやイタズラが心配だから。それよりなにより、自分よりおそらく短命な「生き物の死」に向き合う自信がないから。
でも筆者と猫たちとの間には確かな信頼関係があって、生き物を飼うのっていいなと思いました。 -
読ませ上手の森下さんだから、すいすいと読み終えた。
五十代で母親と二人暮らしの森下さんの家の玄関先である日ノラネコがお産をして。これまでどちらかというと「犬派」を自認し、かつ動物を飼うまいと決めていた母娘が、うろたえつつもネコたちを救い、ネコを通して、猫好きのさまざまな人とつながっていき理解を深め、いつしか家族の一員としてむかえ、いずれおとずれる別離(それを犬でさんざん味わったゆえの「飼わない決意」だったわけで)を恐れつつも今あるしあわせをしみじみ味わっています、というお話。
身近に猫を迎えたことで、道端の猫も、猫につながるいろいろなものも急に目に入ってくるようになり、世界が一変する。これは猫にかぎらず、犬でも赤ん坊でも、普遍的な真理だなと思った。
ネコにそんなに思い入れのない人でも、読みすすむうちに森下さん母娘といっしょになってあっというまにネコの虜になってしまう、そんな作品。