レベル7(セブン) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.65
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本棚登録 : 19590
感想 : 1431
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  • Amazon.co.jp ・本 (665ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369129

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。プロローグからはじまって全てが一つに繋がっていく、夜中までかかって一気に読んでしまいました。 早く次のページが読みたいけれど、一文一文もしっかり読みたい。そんな作品でした。

  • 分厚い本にも関わらず、夢中になって読める作品。
    非日常な設定だなと思いきや、最近話題の経営者が猛蔵と重なって見えた。
    主人公にまつわる話が明らかになるにつれ複雑になるので、誰の話が真実なのかを考えるのも楽しいですよ。

  • 20170114
    最後のスピード感がよかったです。
    何かが分かりやすく起こる話はやっぱりおもしろい!

  • 記憶喪失の男女の話と生命保険会社のなかの小さな一つの部署である電話相談で働く女性の話。ふたつの話が同時に進んでいく。
    最初はなかなか話に入っていけず読み進むのに時間がかかってしまった。でも双方の話の片隅にもう一つの話の雰囲気が漂ってきたり片鱗が見えたり、徐々に近づき合わさっていくところは、凄く面白く次の展開が待ち遠しくてぐいぐい読み進み、最後までハラハラしながら話に引き込まれてしまった。
    2017年の今読むにはレベル7と言うタイトルの意味としてはインパクトにかけるかなぁと思ってしまった。本書が書かれたのが25年以上も前らしいので全くもってお門違いな落胆であるのは重々承知の上なのだが、全く関係ないと分かっていながらもどんな意味なんだろうと期待してしまっていたので薄味に感じざるを得なかった。

  • 面白かった。
    宮部さんはかなり長い小説が多いから、時間かかるけど。

  •  とにかく先が気になってスイスイ読んでしまうミステリー。
     小さな疑惑が、まるでパチンコの釘のように散りばめられていて、後半、それらに弾かれるように、真実の行方が二転三転する展開が楽しい。
     そして最後には、銀球がカランと気持ちよく収まる。 ただもう、お上手です。

  • 2016.8.28再読
    一度読んだのがもう何年も前になるので内容もすっかり忘れていて、夢中になって読んだ。さすが宮部みゆきさんの長編は面白い。(図書館)

  • 最後まで一気に読んでしまうスリリングなストーリー展開

  • ちと偶然に頼りすぎの感もあるが、そうしないと話が転がらないか。

  • 宮部みゆきの世界がよくでていた。

  • 面白い。
    記憶喪失の男女のカップルから始まる展開が、ワクワクして良い。
    終盤で二転三転する展開も良い。
    長編だが、長さを感じさせない。

  • 長かった分、充実感を感じました。記憶は戻るのか、無事帰られるのか、いろいろハラハラしながらあっという間に最後まで進み、しかもあっと驚くトリックに脱帽です。

  • サエグサ、イイヒト、スキ。

  • 面白かったけど話が複雑すぎた。みさおが行方不明になった原因は真行寺さんの母と昔不倫してた男が計画を結構する前に一目会おうと真行寺さんをつけている事を知りその男を尾行したから、計画にまきこまれたと…ほんとに全く関係ない人だったのね。三枝と修二は火事の元凶が大先生だと言うことをはっきりさせたくて組んでいて、孝が大先生に殺されたと勘付いて行動に出たと…記憶喪失の二人と組んだふりをして大先生と一緒に孝を改めて殺害する計画を立てて、と思いきや本当は味方だった…ということ?頭の整理に時間がかかる作品だった。読み応えあるけど。

  • 宮部さんの初期の作品。だんだん全貌が明かされていく内容に、目が離せなかった。ラストは、二重に驚かされた。
    スリルもあり、長かったけど、一気に読んだ。シンプルにミステリーを楽しめた。

  • 分厚いので一気に読了。ふたつの謎が交差しているので、休み休みは読めないかも。

  • 長い。とても長い。
    全600ページ以上の大作だけれども途中で飽きることなく一気に読めました。
    話の構成の仕方や進め方が抜群にうまいです。
    2つの話が平行して進むのですが、その絡め方絶妙です。

    話は抜群に面白い、
    ただ、心理描写がすくないせいなのか
    世界観はとてもライトでした。
    どうせなら、もう少しねっとりと絡みつくような
    人間臭い部分があれば、さらに面白かったのだろうなぁ。。

  • 夢中で読み進めたけどなかなか集中力が必要な作品。
    楽しかったけれど、タイトルの意味合いがやや弱め、だったかなあ。

  • 二つの話が どんどんつながっていく感じが おもしろかったです(*´∇`*)

    アルコール中毒症 ドラッグ依存性 権力欲 金銭欲 しかし怖い話でした(´д`|||)

    300ページ過ぎたあたりで いろいろ予想していましたが
    予想とは 違ってくるので
    えーとえーとって 読み進めていたら 最後に 予想と同じになりやったー!

  • よく聞くタイトルだし読む前から期待をしていた部分もあったかもしれないが読んだ後の満足感は少なかったように思えた。推理小説のような感じで読んでしまうと途中から流れがめてしまってそれが予想通りでその部分も読み応えを感じなかった一因かもしれない。

  • 22年前の本なんだ!びっくり!

    一つの事件に対して二つの軸で物語が進んでいて、ついに交差するところは気持ちよい。
    すごいなぁ。

    ラストの感じが読めちゃう感がちょい惜しかったいけど
    絶対嫌なエンディングを迎えさせない宮部みゆき氏の小説は安心して読めます。精神的に。大好き。

  • う~ん 宮部みゆきさん好きなんだけど
    これはイマイチだった。
    なんとなく先が見えるというか。
    ラストが軽いというか…

    面白いんですけれどね。

  • 記憶喪失の男女とピストルや大金という不気味な組み合わせや、「レベル7まで行ったら戻れない」という謎の言葉を残して失踪した女子高生の行方を探すカウンセラー。
    男女はキナ臭い隣室のおっさんと協力して真実を探り、カウンセラーは地道な聞き込み調査で真相へと向かっていく。

    最初の不気味さから徐々に謎が解明されていく緻密な推理展開や読者を驚かすどんでん返しは流石に上手い。

    ただ、この作品は真相があっさりしすぎていて、納得があまりしない感じ。
    記憶喪失の方法もあんなにうまくいくのか疑問だし、犯人たちが真相をペラペラしゃべりすぎてて違和感。
    あまり人にはおススメできないかも。

  • 圧倒的な読後の面白いよね感はさすが、だと思う。
    Level7という言葉と、記憶喪失の使い方は真似できない

    この街が私の王国だというくだりに笑ってしまった。

  • 無駄に長いような…

    面白いんですよ普通に、ただこんなに長い必要があるのかというのが正直な感想。

    後半はどんでん返しで相当面白いんですが、何故か手放しで他人に勧めたいとは思わないんだよな〜。

    多分、主人公二人の感情が無いから感情移入し難かったのかもしれない。

    あと、レベル7の意味が以外とショボいからかな。

    まー、長編小説が好きな人にはオススメです。

  • 真相への探求と徐々に明らかになっていく秘密の描写のされ方がどことなくTRPGっぽい。
    記憶喪失の男女と真行寺悦子を探索者、三枝をNPCとするとそのままTRPGのシナリオを作れそう。
    現代ミステリーとしての王道感と設定の緻密さが宮部みゆきらしい

    ★★★☆

  • 最高に面白かった!そうきたか!

  • 2つの方向から1つの真実に迫っていく過程は、とても勢いがあり、かつ、ぐいぐい引き込んでいく力があった。

  • 記憶がない状態から始まり、手探りで状況を確認していく、というのが脱出ゲームを彷彿とさせ、面白かった。
    猛蔵みたいなワンマン社長が、そんな他人の書いたまどろっこしい筋書きに乗ったまま大人しくしてるかなあという気もないではないが、まあいいか。

  • 犯人は想像がついたけれど,ふたつの案件のつながりはわかりませんでした。宮部さんらしい読み応えのある作品です。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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