模倣犯1 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369242

感想・レビュー・書評

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  • 操作の流れは見事です。
    引き込まれていきますが、最後に犯人?が死亡して終わり。
    結局、タイトルの意味もわからないままでした。


    墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。やがてバッグの持主は、三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、「犯人」は「右腕は鞠子のものじゃない」という電話をテレビ局にかけたうえ、鞠子の祖父・有馬義男にも接触をはかった。ほどなく鞠子は白骨死体となって見つかった――。未曾有の連続誘拐殺人事件を重層的に描いた現代ミステリの金字塔、いよいよ開幕!

  • 【1.読む目的】
    •楽園がほぼスピンオフ的位置づけだったと知り、元となった模倣犯を読む。


    【2.気付きや気になった点、面白かった点等】
    ・なぜなら、それらはいつ、どこで、誰によって破壊され取り上げられてしまうかわからないほど脆いものだから、
    ・旦那を放り出してまでやるだけの価値のある仕事を、あたしはしてるんだほうか?

    【3.感想】
    ・引き込まれるけど、ただひたすらに怖かった。人間の持つ恐ろしさを感じた。そして5巻、なかなかに長かった。
    ・殺すまで描写がリアルで、いたたまれない気持ちになった。と、同時に世の中で起きる残虐な事件のことを考えるとより辛さが湧いてきた。
    ・宮部みゆきの写真、実は初めてじっくり見たけど、一見するとどこにでもいそうな中年の女性のどこに残虐な想像力(褒め言葉)があるのか、そしてそれを紡ぎきるだけの力があるのか、考えるとゾッとした。

  • 1話完結じゃないんかいーってなった、そんな方が他にも居たら、読み進めてみるといいと思いますこの後も面白い!

  • 1巻を読み終えたところ。恐怖の犯罪を犯人からの電話を通じての異常音が聞こえるような、性格が伝わってくるような感じ。宮部みゆきは推理作家としての優れている。しかし、最後は何故か思いも寄らない結末。2巻以降でどう展開するのか?

  • 導入としては良いけど、全5巻は長すぎる気がする
    とりあえず2巻は読んでみる

  • 2021.11.12読了
    3.5
    犯罪被害者の遺族の悲しみや憤りが、ひしひしと伝わってくる。
    バブル崩壊ってこんなに負の遺産を残してしまったんだなぁ、と改めて考えさせられた。
    次巻に期待。

  • 面白かったですが、長過ぎ。

  • 計画的な犯行?愉快犯?犯人像が少しずつ形になりながら物語りは進んでいく。

  • 1だけだと面白くはないかなー。
    2読むか迷う。

著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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