模倣犯1 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.88
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本棚登録 : 7573
レビュー : 581
  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369242

作品紹介・あらすじ

墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。やがてバッグの持主は、三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、「犯人」は「右腕は鞠子のものじゃない」という電話をテレビ局にかけたうえ、鞠子の祖父・有馬義男にも接触をはかった。ほどなく鞠子は白骨死体となって見つかった-。未曾有の連続誘拐殺人事件を重層的に描いた現代ミステリの金字塔、いよいよ開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 昔、映画を見て、微妙な感想だったので、敬遠してました。今になって何気なく手に取ってみたら、手が止まりません!かなり読み応えがあります。義男さん、被害者家族の気持ち、涙が止まりませんでした。

  • 後続の楽園を先に読んでしまい、慌てて模倣犯を読み始めた。

    自分の心に余裕がなかったのも災いしたのだろう。
    楽園は心が温まる一面があったのに対し、模倣犯はもろに心に響く辛さがあった。
    面白さの反面、5冊読みきれるか不安になった。

    • hs19501112さん
      大丈夫です。
      とっても厚い文庫ですが、5冊最後まで読むだけの価値はあります。
      大丈夫です。
      とっても厚い文庫ですが、5冊最後まで読むだけの価値はあります。
      2015/08/25
  • どこから感想を書いたらいいのか分からないというのが正直な感想です。「火車」ほどの衝撃は無いにしても、とても面白いです。読み終わるのが惜しく、ゆっくり読みました。
    読みやすいですが、物語が多層になっていて深いです。構成や場面(視点)の移り変わり、間の取り方は、特に前半は天才的だと思いました。
    連続殺人事件が起こり、その犯人は優秀でクールでカリスマティックな青年であることは、読者には早い段階で知らされます。なぜそんな犯罪を犯すのか、彼がなぜ自らマスコミに出てきたのかという疑問が提示され後に分かりますが、物語のテーマは最終的にはそれらではなく、最後まで明かされないまま進みます。完全犯罪を成し遂げたかに見える主犯はあっけなくぼろを出すのですが、このしょぼさこそがこの小説のテーマになるのです。
    登場人物がたくさん出てきて、それぞれの絡み合いが興味深く印象的です。被害者の遺族の心、加害者の家族の心などが痛々しく描かれています。有馬義男という、孫を殺害された豆腐屋の主人が魅力的でした(最後はちょっとつまらなかったですが)。被害者の身内である有馬がジャーナリストの滋子にたたみかける言葉にはぐっと来ました。また、犯罪者に仕立てられて不運な死を遂げたカズも素晴らしくカッコいい青年でした。
    本書を読む前に読んだ書評には「悲惨すぎて救いが無い」とあり、懸念したものの、思ったよりスッキリしたと感じました。宮部ファンには「長すぎる」と厳しい意見も見受けられますが、私は読んで良かったと思います。

  • ミステリーの最高峰。

    事件をきっかけに関係者らは何らかの形で辛い目に遭うわ、犯人の手口がゾッとするし、その犯人自体がグロい。

    徹夜で読むぐらい、本書は狂おしいほどの魅力に溢れている。

    注意点としては、殴ったり包丁で刺すようなグロシーンが語りのように淡々と書かれているので、ホラーすぎる表現が苦手な人は読まないでください。

    スリルを求める人は別ですが、そうでない方が読めば、下手をすると鬱になる可能性大です。

    しかし、内容は神に誓って保証します。

    めっちゃ面白いです。

  • 墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。やがてバッグの持主は、三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、「犯人」は「右腕は鞠子のものじゃない」という電話をテレビ局にかけたうえ、鞠子の祖父・有馬義男にも接触をはかった。ほどなく鞠子は白骨死体となって見つかったー。

  • 相変わらず、おじさんやおじいさんを活躍させるのがうまい。今回犯人と目される奴らや、塚田君の家族を襲った奴らは、真犯人ではない、という匂いを漂わせているが…果たしてそんなことが可能なのだろうか。それが納得のいく方法だとしたら…病んでるなあ、この社会。

  • 劇場型バラバラ殺人。犯人?からの接触から新たな事件、一応の終わりまで怒濤の展開に改めて宮部さんはすごいと思った。特に、犯人?のマスメディアを使った公開処刑、雁字搦めの選択の自由、英雄願望、ものすごい展開にゾクゾクした。
    題名から推測するに、1巻は序章なのだろうか。それとももう模倣は始まっているのか?これからどう展開していくのか、全く予想がつかず、非常に楽しみ。

  • 面白かった。
    1日1冊ずつ読みたい。
    1巻、1巻がボディーブローのように効いてくる。

  • 2017.9.18再読了。
    最初に読んだのは多分10年以上前のこと。

    ハードカバー上下巻で一気読みして、衝撃を受けたのを覚えてる。
    ただ、細かいストーリーなんかは忘れてしまってるので、文庫で再読開始。
    1巻は、うまいところで終わったなーって印象。

    違うことが分かってるけど、どう進むんだっけ?って思いながらだから、読み進めるペースは早いのだけれど。
    主軸以外の描写が細かい宮部作品なので、じりじりとしか進まない事にもどかしさも感じたりしている。

  • 面白い。
    続きが読みたくてしょうがない。
    登場人物が沢山出て来るが、これからどうつながっていくのか。亡くなった犯人二人はどういう位置づけなのか。

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。
1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。
大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。
『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2018年10月、『宮部みゆき 全一冊』を刊行。

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