悲嘆の門(中) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369433

感想・レビュー・書評

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  • 引き込まれる展開で先が読みたくなる。一気見した。

  • ユーリが登場した!とテンションが上がってしまった。
    世界観は繋がっているものの、登場人物は関係ないと思っていたので、ユーリやアッシュが出てきたのは驚きというか嬉しかった。
    やはり前作を読んでおいてよかった、、、。
    あれからそんなに時間は経っていないようだけれど。

    上巻よりぐっとファンタジー色が強くなり、また主人公が暴走気味なのが気になる。
    やめろと言われてどんどん食い気味になる感じが、、、。
    偽善ぽくて、共感というか、素敵だ!とは全く言えない。
    皆止めるは止めるけど止め方が間違っている気がしてならない。
    ガラに関わってはいけないとかそんな抽象的なこと言われて止まるやつがいるのだろうか。
    私だったら「殺人鬼止めてどうするの?それだけ?世の中にはもっとたくさんの悪人がいるよ?それは止めないの?なんで一つだけ?約束したから?誰が頼んだのそんなこと。あんたが勝手に言い出したんだよ。そういうのを偽善、ヒーロー気取りって言うんだ」とかって畳みかけてしまいそう……。

    それにしてもちょっとガーゴイルとは言え頭の中でのイメージ的には翼があって目が云々でと言うと一昔前に流行ったデスノートを思い出してしまう。
    あれは本当の死であったけれど、<キラ>として悪人を裁くという設定といい。
    死神の目は言葉は読めないけど。
    宮部さんの作品は多く実写化されているけど、こればっかりは実写しないで欲しいなぁと思ったり、、。
    (その前に英雄の書もあるけど)
    どちらかというとアニメっぽいかなとも思ったりした。

    中巻ラストではいよいよ都築が動くか、といった感じで終わる。
    <悲嘆の門>もキーワードとして少し出てきたが、まだ大きな話は見えないまま。下巻で一気に話が進むのか。
    まだ手元に届いていないので届き次第早く読みたい。

  • どんどんファンタジー色が強くなってきた。
    飲み込まれてサクッと読めるんだけど、英雄の書と同じで、記憶に残せないかも。

  • 上巻のミステリー的話とは打って変わって、完全にファンタジーな感じになってしまい、少々戸惑った。

    ファンタジー的な設定の登場により、謎の真相や連続殺人の真犯人を考えるようなミステリー的な楽しさはなくなり、そのファンタジー的設定により表現される現代社会の闇をどう考えるかを楽しむ展開になってしまった。

    下巻では表題の悲嘆の門が具体的に登場しそうな気配であるが、できればへーという感じで終わるのではなく、ネットでの書き込みとかが日常的な現代社会を生きる人間として、身につまされるような内容であったり、展開であったりしてほしい。

  • まだ、ファンタジーものだっかのか…というショックから抜け出せず。
    大事な推理の部分もファンタジー的要素でぱぱっと見当がついてしまうし。
    不思議な力自体は、独創的で新鮮でした。
    読みやすさはさすがの宮部さんの本!

  • 「模倣犯」と一部重なるが、基本的にはファンタジー小説

  • あれれ 猟奇連続殺人に惹かれて読み始めたんだけど、なんだか違う方向に進んでいく、、、ちょっと苦手だな。

  • あまり得意な流れではありませんが、その中でもミステリ―性を失わず、心地よく読めている気がします。
    下巻突入。

  • 失踪した同僚の森永を探す三島孝太郎は、西新宿セントラルラウンドビルで元捜査一課の刑事・都築に出会う。だが、そこで二人を待ち受けていたのは、まさに“怪物”と呼ぶべき存在だった…。“狼”を名乗る謎の美少女・森崎友理子との遭遇。クマー社長・山科鮎子を襲う悲劇。悪意による“物語”が拡散され、汚濁に満ちた闇が日常へと迫る中、正義と復讐に燃える青年は、ある決断を下す。

  • 上巻はミステリーだったが、中巻はいきなり別のリージョンのバケモノも登場してファンタジーに。「英雄の書」のユーリが狼として出てくる。
    もう止まらなくなるおもしろさ、このまま下巻へ。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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