- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101374321
作品紹介・あらすじ
あれから5年目の春、ついに先生が帰ってきた!生意気に可愛く達観しちゃった僕僕と、若気の至りを絶賛続行中の王弁くんが、波乱万丈な二人旅へ再出発。さっそく道中の漉水のほとりで、男女の熱愛現場に遭遇した一行。しかしそれは、人間の男と、すでにこの世のものでなくなった女との、悲しい恋の目撃だった-新しい旅の仲間も増えて、ますます絶好調の僕僕シリーズ第二弾。
感想・レビュー・書評
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僕僕先生シリーズ第2弾。前作より読みやすく感じる。
登場人物もより個性的になってはいるが、どこか人間くさく、親しみやすさを感じさせる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
僕僕先生2作目。
短編集になったのね。
王弁くんが普通にできるやつになってきている。
魏夫人って1作目から出てたっけ?と思ってぱらぱら読み返してみた。けっこう忘れるもんよ -
シリーズ第2弾。
様々な街を訪れ、そこで出会うトラブル?を解決していきながら王弁が少しずつ成長していくという構成なのですが、全体に漂うどこかほのぼのしたゆるい雰囲気と登場人物やトラブルのアイデアのユニークさから、マンネリ感を全く感じることなくワクワクしながら読みました。 -
なんかふんわりしてるなあ。
1巻に比べるとシリアスさが足りない気がする。王弁さんの想いも、その試練も、1巻ほどの切羽詰まった感じはない。
マイルドになっているけど、ぼやけてるとも言えるかもしれない。 -
2008年の作品で、シリーズ第二弾。
美少女の姿をしているが実は齢数千年の仙人と、元ニート青年・現在は仙人の元で修業?中の弟子が、中国の広大な舞台を縦横に巡りつつ繰り広げる物語り。
とってもツンデレな仙人だが、デレのさじ加減が厳しくて、それでも魅かれ続ける青年・王弁。 以前に比べれば薬師として幾分かの成長も遂げ、本書には描かれていないが数年の異界の一人旅も経験して経年値は積んでいるらしい...。
それでも、依然として仙人であり師でもある僕僕との距離は縮みそうで近付けない...
人間のみならず、天界、仙界の様々なドロドロに巻き込まれながら、段々と美少女仙人との距離が近付きつつある...
仙人:僕僕の本心や如何に?
...が、ほんの1行のセリフだが、想いが描かれていて、次を読みたくさせられてしまうのであった... -
中国の古典文化の深い愛情を持つ作家・仁木英行の大ヒットシリーズの第二作。大人になっても働きも学びもせず、のんべんだらりとニートのような生活を送っている青年・王弁が、少女の姿をした仙人・僕僕と修業の旅から戻ってはや5年。薬師(くすし)として日々を送っていた王弁は、再び目の前に現れた僕僕と一緒に、中国国内を旅して回ることになる。相変わらずしゃっきっとしない王弁に呆れながらも、毒舌を交えながらも師として面倒を見る僕僕。二人の関係は「師弟」から「恋人」の関係に発展していきそうな予感。だが、師匠の本当の姿を知っている弟子と、自分の正体をどう思っているか気になる師匠は、最後の一線をなかなか越えることができない。この時点では「薄い」と表現されている彼女の胸が、年頃になったら豊満になるのか気になるところ。仙人だから、その気になれば「妙齢の美女」に化けるのはたやすいはずなのに、そうしないのはなぜ?個人的には老人というのは「擬態の一種」であり、実は絶世の美女である、という展開になることを希望しているのだが。
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仁木英之による古代中華ファンタジー、シリーズ第二作。
冒険譚のシリーズものとして王道を踏むように、旅の道連れを増やしつつ、主要登場人物の過去が明かされ始めたり、成長しだしたりする。
他方で、正義とはなんたるかという、ありがちだが良し悪しの表れるテーマを丁寧かつ分かりやすく織り込んでいる。白けるほど綺麗事ではなく、絶妙なバランスといえる。
自分の読書範疇から外れている気もするが、たまにはよい。
3+ -
僕僕先生シリーズ
姿を消して5年後
戻ってきた僕僕先生と王弁の旅が再び始まる
料理対決したり雷の子供と出会ったり
恋路の邪魔をしたり・・・
短編集で前作よ読みやすい感じ
旅の仲間も増えて、ますます楽しみです